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インタビュー

フリーライター 近藤雄生さん

1976年、東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了と実はバリバリの理系出身。
今一番したいことは、「本の売れ行きを気にせず過ごしたい(笑)」

異国も、赤ちゃんサロンも、知らない世界って面白い

ボランティアや学生、そしてルポライターと、さまざまなスタイルで妻と世界を旅した近藤雄生さん。一昨年帰国し、この7月に旅行記が発行されました。



「もともと、硬派なルポを書きたいと思っていたので、この旅について書くつもりはまったくなかった」と話す近藤さん。でも、旅の話をすると周囲から「おもしろい!」との反応が続々。そこで旅のはじめの1年間をつづった、『遊牧夫婦』(ミシマ社)を執筆。今年7月に発刊しました。

最初に訪れたのはオーストラリア。その後も東南アジア、中国、ヨーロッパ…と、“住んで・動いて”5年3カ月。ときにはボランティアとして働いたり、語学を学ぶなど、長期にわたってその地で暮らすことも。

そんな旅から帰ってきたのは、「旅先としての日本って新鮮と思い始めたんです。正直疲れてきたというのも本音です…。いざ帰国となって、日本社会でやっていけるか不安もよぎりましたが、『なんとかなる!』と。これが旅で培ったことかも」と屈託のない笑顔で話します。

帰国後、妻の出身地である京都市内に住んで約2年。「街中に川が流れて、山がある風景、そんなゆったり感が好き」という近藤さん。東京へ出張することも多く、「まだ旅人的な目線で京都を見ているかも」と話しますが、「最近は、8カ月の娘を連れて、児童館の赤ちゃんサロンに出没したりしてます。周りはお母さんたちばかりですが、自分の知らない世界って興味があるし楽しいんです」。

今後の活動を尋ねると、「僕じゃないと書けないものにこだわっていきたい」と。京都には定住されるのでしょうか?

「そうなりそうな予感がしますね。でも、娘が小学生になる前に半年から1年くらい家族で旅したいなぁ」

(文・正垣民 

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