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「街ににぎわいを生み出そう」と地域とともに準備中
深草商店街全体が100円ショップに!?

食品から日用品までそろうバリエーションの豊かさと価格の気軽さで、ついついたくさん買ってしまう「100円ショップ」。商店街全体をそんな「100円ショップ」に見立てたイベントが5月28日(土)、深草商店街で開催されます。



広報や設営、イベント企画など担当に分かれて準備を進めてきたという深草商店街振興組合のみなさん。左から、森澤さん、河村さん、三井さん、三林さん、井上さん

京阪「藤森」駅の東側に、約1kmにわたり店舗が軒を連ねる「深草商店街」。取材日の夜、記者が訪れたのは、「ふかくさ100円商店街」にむけた会合の場です。
「オープニングセレモニーの準備は?」「ボランティアスタッフの集合時間は?」と、確認事項は山ほどある様子。
「今までも祭りなどの経験はありますが、100円商店街は初の試み。一つ一つ相談していかないと」と言うのは、深草商店街振興組合代表理事の三井照雄さん。
このイベントは、同組合や深草学区の各種団体、大学、行政とともに、商店街の振興と地域のにぎわいをつくり出すためのもの。同組合に加盟していない店舗や地域の団体なども出店し、その数100以上。それぞれオススメの商品を100円で販売します。商品のリストを見てみると、新鮮野菜や衣料品のほか、ぜんざいや子ども服、ダイヤモンド(極小)まで! 「普段は100円の商品を販売していないお店も工夫を凝らした品物を用意してくれますよ」と三井さん。
また、イベントのテーマは「ふかくさ(京都)から届けよう!私たちにできること~笑顔・元気~」。東日本大震災の被災地支援のための募金箱とメッセージを書き込む布が設置されます。

ダンス、音楽などの催しや子どもが楽しめるコーナーも

当日配布されるマップ(イメージ)

この「100円商店街」は、山形県新庄市で始まり、関西各地でも商店街ににぎわいを取り戻した試みとして注目されているのだとか。
深草でも、新庄市の例などを研究し、約半年にわたって準備を重ねてきたそう。100円商品の販売のほかに、エコゲーム、金魚すくいなど子ども向けコーナーも。龍谷大学や聖母女学院、地域の団体による、よさこいのダンスパフォーマンスや音楽演奏、平安騎馬隊の乗馬体験や交通安全パレードなど、さまざまなイベントも予定されています。
「100円で売ることが目的ではないんですよ。たくさんの人に来てもらって、街に笑顔があふれて、楽しかったという声が聞けたら」と言うのは、同組合専務理事の森澤茂喜さん。
当日は商店街事務所などで、参加店と100円商品が記されたマップを配布しているので、こちらを手に、散策がてら楽しんでみて。
5月28日(土)午前10時~午後3時。雨天決行。交通規制あり。場所は深草商店街・本町通り(伏見区深草直違橋)。 ※当日は100円以外で販売しているものもあります。また100円の商品は売り切れ次第終了します


問い合わせは、深草商店街振興組合事務所=TEL:075(643)0336。

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