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誕生80周年の伏見の魅力、知ってほしいから
地域の団体と大学が連続講座を開催

今年が伏見区誕生80周年だって、知っていましたか?これを記念して、地域で活動する団体と地元の大学が「伏見連続講座」を開催。この機会に伏見のことをもっと知ってみませんか。

「今回の連続講座は、“伏魅力(ふしみりょく)”と銘打ったまちづくりプロジェクトの一環。昨年から地域や大学のみなさまとともに計画してきました」とは、京都市伏見区役所の田中梨沙さん。同区役所の岸谷潔さんによると、「一つの区域にある複数の地域団体と大学が協働して自主企画を展開するのは、京都市では初めてなんですよ」とのこと。

「新たに伏見区民となった新興住宅地の方や若い世代の方々をはじめ、伏見のことをよく知らない方は多いと思います。伏見の魅力を知ることで、地元をもっと愛してもらいたいと計画しました」(岸谷さん)。とはいえ、受講は伏見区民以外でもOK。無料で、申し込みも不要なものがほとんどなので、気軽に参加できそうです。

参加する地域団体は3つ。その1つ「伏見城研究会」は、1974年発足という長い歴史を持つ研究会。豊臣秀吉や徳川家康が過ごしたという伏見城について調べるため、御香宮神社の宮司・三木善則さんを中心に、現地見学会や講演会なども交えつつ活動しています。今回は、「伏見築城とその時代」など、歴史ファンには興味深い3回の講座を予定。

かわいいゆるキャラ「もちもちぃん」が目印の「醍醐もちもちぃんウォーク企画委員会」も講座を実施。醍醐とゆかりの深い平重衡、源頼政、親鸞をテーマとしたウオークです。 このほか「深草ふれあい事業実行委員会」も来年1月に向けて企画を温めています。「来年度も同じような連続講座を継続していけたらと考えています。その際にはより多くの地域団体に連携していただけたら」と岸谷さん。

大学は、区内にキャンパスのある龍谷大学、京都聖母女学院短期大学、京都文教大学が参加。
中でも記者が心引かれたのは、京都文教大のもの。巨椋池干拓地の農家を訪ねたり、向島ニュータウンを車いす走行することにより障害者の目線を体験したり。フィールドワークを通した「現場主義教育」に力を注ぐ同学ならではの、ワークショップ形式の講座です。

以前から地元についての教養講座を実施してきた龍谷大・京都聖母女学院短大も、その経験を生かした企画を用意。京都聖母女学院短大では、運営に学生も参加しています。
申し込み・参加料の必要なものもあります。

問い合わせは伏見区役所総務課
TEL:075(611)1295
および各主催者(下記参照)へ。


開講スケジュール
日時 講座内容 会場  
10/1(土)
午後1時30分~
龍谷講座「疏水に舟を浮かべよう─疏水の生活空間化を考える─」 龍谷大深草キャンパス21号館502号教室 無料。
申し込み不要(先着200人)
10/1(土)
午後1時30分~
伏見学2011「伏見の町の鉄道史II─京阪電気鉄道と奈良電気鉄道─」 京都聖母女学院短大本館多目的教室 無料。
申し込み不要(先着200人)
10/8(土)
午前10時~
伏見を探る「旧堀内村を訪ねて」 御香宮神社(集合場所) 500円。
申し込み不要(先着40人)
11/6(日)
午後2時~
「食」から見る向島~“楽しい&美味しい”巨椋池干拓地の農業~ 京都文教大学およびその近郊 無料。
事前申し込み要(先着20人)
11/12(土)
午前8時30分~
醍醐もちもちぃんウォーク~重衡・頼政・親鸞をたずねて~ 醍醐寺・法界寺ほか 無料。事前申し込み要。100人(抽選)
2012年1/14(土)午後1時30分〜 第9回深草文化交流 深草総合庁舎 無料。申し込み不要
(先着200人)
申し込み・問い合わせ先:
龍谷大学龍谷エクステンションセンター=☎075(645)7892
京都聖母女学院短期大学事務室=☎075(643)6781
伏見城研究会(事務局:御香宮神社)=☎075(611)0559
京都文教大学フィールドリサーチオフィス=☎0774(25)2630
醍醐支所まちづくり推進課=☎075(571)6135
※ウォーク申し込みは、はがきに参加者全員の住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、10月11日(火)までに〒601-1366伏見区醍醐大構町28 醍醐支所内「醍醐もちもちぃんウォーク」係へ
深草支所まちづくり推進課=☎075(642)3203

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