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インタビュー

「ものづくりCrossroad」代表 山中陽太さん

「すべての通りが交差する京都で、人と人、物と物が交わるイベントをしたい」と山中さん。
11月19日(土)午前10時~午後4時、京都市役所前広場で「ものづくりARTtown」開催予定

物、音楽、芸術。人が生み出すものにこだわりたい

手作り市と“森の音楽会”を一緒にして人気を集めたイベントの主催者・山中陽太さん。今度は、街の真ん中でアートフェスタと手作り市を併せて開催するそう。



山中陽太さんが、イベント企画団体「ものづくりCrossroad」を立ち上げたのは、昨年4月。しかし、その原点は小学生までさかのぼります。

「小学校で友達と漫才をしていたら、みんなが笑ってくれて。それ以来、人を楽しませることが好きになったんです」

大学生のときは、「ボイスパーカッションにはまっていて、卒業したら音楽で飯食っていこう、と思っていたんですよ(笑)。それくらいからでしょうか、表現者として生きていけたらな、と思い始めたのは」。

イベントは自分を表現する場

しかし、現実の厳しさを実感。そんなとき、思いがけず出合ったのが万博公園であったロハスイベントでした。

「いままで僕が知っていた京都の“市”では、そこにいる人たちがのんびりしている光景をあまり見たことがなかった。でも、そのイベントでは子どもたちが遊んでいたり、家族で芝生に寝っころがったり。こんなのを京都でもしたい!」と思ったそう。この日から、山中さんは「いろいろなことが行われる“場所”をプロデュースして、みんなを楽しませたい」と、東奔西走し始めます。まずは、手作り市巡り。京都はもちろん、大阪、名古屋、東京…。そして企画したのが、物を買うだけではない“市”の開催。

「手作りって、物だけじゃないんですよね。音楽も、芸術も、みんな人から生まれる。その生み出す人と、それに触れる人とが直接出会える場を、プロデュースする。それ自体が、自分らしさを表現することなんだ、と思っています」

(文・山舗恵子 

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