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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

毎月の赤字3万円をなくして
住宅買い替えの頭金をためたい

京都府 夫34歳(会社員) 妻31歳(専業主婦) 子ども8歳、4歳

毎月3万円ほど赤字が出るため、少しずつ貯蓄を取り崩しています。貯蓄額を増やして10年後には新しい戸建て住宅かマンションに買い替えたいので、頭金をためたいと思っています。また、4歳の子供にピアノを習わせたいと考えているのですが、月謝が7000円ほどかかるため、さらに赤字になってしまいます。まず赤字をなくして、月々お金をためていきたいのですが、どうすればいいでしょうか。

1週間の食費は1万3000円以内で
生命保険は掛け捨てタイプを検討

学資保険のほかに子ども手当をすべて貯蓄する等、お子さまの将来を見据えて頑張っていますね。ご主人のおこづかいもしっかりと抑えられていてグッドです。努力はよく伝わってくるのですが、毎月の家計が赤字になっているとのこと。せっかく積み立てをしているのに、一方で貯蓄を取り崩しているのは残念な状態です。黒字にできるよう、家計の見直しを進めましょう。

支出の中で、まず目につくのが食費。酒代や外食費まで含めた食費の総額は、手取り収入の22%にも上ります。理想は15%程度なので、2割のカットは目指したいもの。「1カ月間をこの範囲で」という形でのやりくりは難しいので、1週間の予算を設定することからはじめてみましょう。ご相談者の場合なら、週あたりの予算を1万3000円として、ここまででおさまるよう買い物等工夫を心がけてください。

また、生命保険料の負担が大きい点も気になります。小さなお子さまが2人おられ、不安を感じておられるのかもしれませんが、掛け捨てタイプの保険を活用すれば、大幅に保険料は安くできるはず。仮に今の年齢でご主人が3000万円の死亡保険に加入し、夫婦おのおのが日額5000円の医療保険を確保したとしても、今の年齢なら1万円までに抑えることもできます。

以上の見直しができれば、お子さまの習い事をスタートしても、毎月の収支はほぼトントンとなるはず。ボーナスから確実に貯蓄ができる体制を整えておけば、2人目のお子さまが小学校に上がるころから貯蓄のペースもアップしそうです。

最後に︱。住宅の買い替えを目指すなら、家計に余力が生まれたときに「繰り上げ返済」をして負債を減らしておくことをおすすめします。売却した家の代金を、すべて自己資金に充てることができれば、無理のない資金計画が可能となります。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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