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質問

ギリギリの生活で第2子誕生も間近 第1子の就園費用がひねり出せない

京都府 夫31歳(会社員) 妻29歳(専業主婦) 子2歳

切り詰めているのですが、夫の収入だけではギリギリの生活です。まもなく2人目が生まれるため、妻は仕事に出るのが難しい状況です。来年の4月から上の子どもが幼稚園にいくのですが、今の月収ではその費用がねん出できません。家計のどこを見直せばよいでしょうか。5月からは家賃が1万円アップします。いずれ住宅を購入予定ですが、購入時期を早めローン返済にすることで、住居費を減らした方がいいのでしょうか。

マイホーム購入は時間かけて準備
まず、通信費と小遣いの見直しを

新しく家族が増えるとのこと。にぎやかで慌ただしい生活が始まりますね。お子さまのために貯蓄を続け、車もキャッシュで購入するなど、堅実に家計運営されている様子が伝わってきます。食費や水光熱費も上手に抑えられています。

支出の中で目につくのが、駐車場代まで含めた住居費。5月以降は家賃がアップするため、手取り収入の約42%を占めることになります。適正な住居費の水準は手取り収入の25~30%なので、このままでは過大です。しかし、この対策として、頭金の準備も整わないのに住宅購入に踏み切ることは危険です。持ち家になると固定資産税等さまざまな負担も生じるため、住居費の軽減につながらないことも。もう少し家賃の安いところに引っ越すことも視野に入れつつ、あせらず時間をかけてマイホーム購入の準備を進めてくださいね。

その他の支出では通信費が高めです。手取りに対する通信費の目標値は5%程度なので、利用頻度やプランの見直しによって2割カットを目指してください。また、お小遣いは、当面はご夫婦あわせて月2万5000円に抑えることを目標にしてみましょう。

2人目のお子さまが生まれると、子ども手当分の収入が増えるため、家賃が値上がりしても今と変わらない家計となります。支出を見直しても幼稚園費用のねん出が難しければ、月々の子ども貯金をストップし充当することを検討しましょう。学資保険にも加入しているため、不安になる必要はありません。兄弟平等に教育資金をためていくなら、生まれてくるお子さまの学資保険はボーナスから年払いにし、毎月の家計は黒字に保てるよう工夫してください。

子育てに一段落したら、以前と同様に、奥さまも無理のない範囲で収入を得ることを考えてみましょう。収入アップで家計と気持ちにゆとりが生まれるはずです。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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