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主婦の元気はニッポンの元気! 主婦休みの日

主婦の元気はニッポンの元気! 主婦休みの日

なかなか休めない主婦業。主婦休みの日を取るためには、夫の協力が不可欠です。みなさんは、夫に家事をお願いするとき、どうしている? 「ココを押さえれば、夫はカジメン!?」という極意をみなさんの声を参考に紹介します!「イケダン育成術」の著者・杉浦里多さんのアドバイスも参考にして。

まずは下手に出るが勝ち!? 「悪いけど手伝ってくれる?」

「この言葉で家事をしてくれる!」ベスト5

読者アンケートによると現在、「夫が家事を手伝ってくれる」人は約55%。半数以上が家事に参加しているとはいえ、その内容はゴミ捨てや食器の片付けなどが多数。主婦休みのためには、今まで以上の夫の協力は不可欠。みなさん、いろいろな方法で家事参加をお願いしているようですが、成功と失敗はさまざまあるようです。

気分も体も顔の表情も声も懇願モードで願い倒す! 夫は洗脳されたかのごとく行動に移します(47歳)

2位
自尊心をくすぐります 「あなたのほうが上手だから、お願い」

「お掃除が上手だからやってほしいなー」。特に子どもから言ってもらうと上機嫌で手伝ってくれます(37歳)

3位
具体的におねだり「○○を△△してくれたら助かるわ」

「みんなで家事分担するほうが早く終わって出かけられるから」と言って具体的に指示をすると手伝ってくれます(42歳)

4位
ハードルはさげて 「時間あるときでいいから・・・」

「申し訳ないけど、できたらでいいので・・・」とお願い。大体してくれます(55歳)

5位
忙しさをアピール 「用事があるから、その間お願いできるかしら」

学校関連の用事で朝、数回ゴミ出しを逃したことが。その後、忙しいアピールをすると、手伝ってくれるように(42歳)

「コレで失敗した!」ワースト5
1位
命令口調で言う

「暇ならやって!」と言うと「君はどれほど忙しいのか」と言われた(60歳)
「掃除しといて!」と吐き捨てるように言うと「俺は仕事してるんだから、お前がしろ!」と言われケンカに(26歳)

2位
夫が疲れているときに言う

「食器をさげて」と言ったら、子供にさせ「疲れてんねん」(41歳)
「○○さんのお父さんは毎日キャッチボールしてるんだって。休日ぐらい遊んでよ」と言ったら「俺は毎日疲れてる」ですって(48歳)

3位
やって当たり前という 態度で言う

「大工仕事は、男が本来やるもんでしょ!」と言ったら、「そんな決まりがどこにある!」とすねられた(56歳)

4位
夫のやり方を否定する

掃除機をかけた時、床に傷をつけたことを怒ったらそれ以来掃除はしません(52歳)

5位
イライラしながら言う

「自分ばかりテレビ見て!」などとイライラして頼むと、「たまに休ませろ!」と逆切れされます(52歳)


※アンケートは、リビング新聞公式ウェブサイト「えるこみ」で実施(4月5日~9日実施、有効回答数672。4月12日~15日実施、有効回答数623)

“下手”ではなく“ソフト”で長続き

一度は家事を手伝ってもらったけど、その後が続かない・・・ということありませんか? 夫をカジメンにするために、ポイントを「イケダン育成術」著者の杉浦里多さんに聞きました。

「上記の成功ワードは、うまい声がけ。ただ、毎回下手に出るというのは、言うほうも『何で私が…』と思って疲れてしまいがち。家事参加を継続させたいと思うなら、下手ではなく、ソフトな口調での声がけを心がけて」と杉浦さん。「命令口調」など高圧的なのは失敗のモト。一度失敗すると、二度としてくれなくなるケースも多いよう。  でも、失敗したからとあきらめないで! 下記のアドバイスを参考に声がけしてみては。「生活に変化があったときや、例えば主婦休みの日のような記念日などは、夫をカジメンにする絶好の機会ですよ」(杉浦さん)。


夫にはバレないように実践! カジメン育成のための基本5カ条

その1まずは気を引く
 男性は一つのことに集中する傾向があります。例えばテレビを見ているときにいきなりお願いをしてもムリ。「ちょっといいかしら」など、まずは興味を引かせる言葉をかけて。
その2魅力的な結果を想像させる
 「お皿を洗ってくれると、家族の時間が増えるからうれしい」など、手伝った結果「自分にもメリットがある」と感じさせて。男性は目的が明確なほうが行動しやすいんです。いきなり難しいことは結果が見えづらいので簡単なことから始めるのがオススメ。
その3プライドをくすぐる
 「あなたじゃなきゃできない」など、プライドをくすぐることが重要。そしてやり方や出来上がりにケチをつけないこと。また、夫が尊敬している人などの名前を借りて、「あの人もやっているらしいわよ・・・」と言うのも効果があるかも。
その4ほめポイントは「すばらしい仕上がり」と「優れた能力」
 感謝の気持ちとともに、大げさかしらと思うくらいほめましょう。「すみずみまですごくキレイ!」とその仕上がりや、「段取りがいいから、早く済むわね」と、夫ならではの優れた能力をほめるのが有効です。
その5ひたすら繰り返す
 うまくいかなくても、すぐにあきらめてはいけません。根気強く言い続け、継続させることが大切です。ただ、何回も言われることを嫌がる人もいますから、言うときは必ず「ソフトに具体的に」。そして、「ほめて、おだてて、感謝」するように。


■教えてくれたのは
杉浦里多さん
DELICE代表。企業・自治体でもっと輝くワーク&ライフやマーケ研修を行う。「結婚マーケティング」や「イケダン育成術」などの著書が口コミで評判になり、TV・女性誌で「恋愛・結婚×マーケティング」にまつわるインタビューも数多くこなしている。1児の母。
http://delice-delice.com

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