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インタビュー

「花*花」のボーカル こじまいづみさん

7月29日(日)「リビングマタニティコンサート」にトークゲストとして出演。
HP=http://www.otoshigoro.com/
撮影/瀬田川勝弘

「頼れる人には、頼ればいい。母になってそう思いました」

4年前に「花*花」の活動を再開した、こじまいづみさん。ソロでのライブや、友人とのワークショップイベントもこなす、忙しい“お母さん”に話を聞きました。



「子どもを保育園に送って、自転車で来ました」

待ち合わせした鴨川畔のカフェに現れた、こじまいづみさんは、そう、京都市内で夫と4歳の長男の3人暮らし。京都歴15年で、「花*花」のデビュー当時、忙しい時期でも新幹線で東京まで通っていたそう。 「いろんな文化が住んでいて、いろんな人が認められている、そんな京都が、とても居心地いい」

今もいろんな顔を持つ、忙しいこじまさんですが、いったいどんなふうに時間のやりくりをしているのでしょう?

「結婚した当時は、すべて自分でしたいタイプだったんです。奥さんはこうあるべきとか、お母さんはこうするべきとか自分で勝手に思っていて。それで、何度も失敗しました(笑)。あるとき、主人に言われたんです。『なんのために家族がいると思っているんや!』って。それからです。主人にも、市内に住んでいるお姑(しゅうとめ)さんにも、頼るようになりました。主人が仕事で数日家を空けるときには、お姑さんに泊まりに来てもらうんですよ。めっちゃ、助かってます(笑)」

子どもができて世間が広がった

「よく子どもができると、制約が増えて世間が狭くなるっていう声を聞きますが、私は逆。子どもを通してできたお母さん友達や、地域の人たちが、いろいろ助けてくれるんです。保育園で熱を出した子どもを、かわりに迎えに行ってくれて、私が帰るまで預かってくれる。そんなことが〝水くさくなく〟頼める人が、初めてできたような気がします。私の中の世界も広がりました」

(文・山舗恵子

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