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夏休みをきっかけに考えてみない? ボランティアのこと

夏休みをきっかけに考えてみない? ボランティアのこと

近くの人同士で助け合うことの大切さを感じたり、遠くの困っている人の役に立ちたいと思ったり―。 東日本大震災以降、そんな気持ちになった人は多いのでは? そこで、今回は「ボランティア」特集。被災地支援だけにとどまらず、どんなことができるのかを調べてみました。この夏、ちょっと考えてみませんか。



教えてくれたのは
京都ボランティア協会
古澤千歳さん


「ひと・まち交流館 京都」1階で、ボランティアを始めたい人たちの相談や、コーディネートを担当

まずは左のイラストに注目を。Aさん、Bさん、Cさんの3人は「ボランティア活動を始めてみたい」と思っていますが、それぞれ疑問があるようです。そこで、「京都ボランティア協会」を訪ね、同協会の古澤さんに、AさんとBさんの疑問に答えてもらいました。

あなたの関心によって問い合わせ先はいろいろ

まずは、Aさんの疑問である、ボランティア募集の探し方について。 「ボランティアには、いろんなものがあります。たとえば、介護施設でお年寄りの方と話したり、障害のある方の外出を手伝うといった『福祉系』や、河川の清掃や街のゴミ拾いなどをする『環境系』、外国語で観光地を案内したり、外国人住民の通訳をする『国際交流系』などもあります。これら全部の情報を持っているところは少ないので、自分が関心のある分野の情報に強い機関に問い合わせてみるといいでしょう」と古澤さん。左の一覧表も参考にしてみてくださいね。

「ほかにも、新聞の地域欄や市の広報紙などで募集している場合もあります。図書館や美術館などの公共施設では、4月・10月の年度初めなどに募集していることが多いです。あるいは、インターネットで関心のあるキーワードを入れて検索すれば、個々の団体も見つかるでしょう。気になる団体の活動の様子を、見に行ってみるのもおすすめですよ」

1日でできるものもある

お次はBさんの「どんな活動があるの?」という疑問。 「イベントのお手伝いなど、一回参加型のものが、初心者の人にはやりやすいかも」と古澤さん。比較的気軽に参加できるものもあるんですね。

「ええ。でも、主婦の多くはもうすでにボランティアをされている方がほとんどでは? 町内会やPTAなどの地域活動もボランティアの一種。決して難しくて特別なものではないんですよ」 2ページ目では編集部が見つけたボランティア活動の一例を紹介しています。

こんなところに聞いてみよう

福祉系

各自治体の社会福祉協議会(社協)
京都市福祉ボランティアセンター(京都市社会福祉協議会運営)
=TEL:075(354)8735、http://v.hitomachi-kyoto.jp/
京都ボランティア協会=TEL:075(354)8714、http://www.kyoto-v.jp

環境系

各自治体の環境整備にかかわる部署

国際交流系

京都市国際交流協会=TEL:075(752)3511、http://www.kcif.or.jp/

被災地支援

京都リビング新聞社でも「被災地ボランティアツアー」を後援しています。今号の4面を参照

その他

ポータルサイト「i-ten-labo(アイテンラボ)」=http://www.kyoto-v.com/
→多岐にわたるジャンルのボランティア情報が一覧できます。活動場所が京都以外の情報もあり
図書館、美術館、児童館など、最寄りの施設に問い合わせてみるのも手

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