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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

自営の経費と妻の病気で節約難航
不安要素がありすぎて悩んでます

京都府 夫39歳(自営) 妻38歳(主婦)

夫は、自営(一人親方)のため収入が一定でなく、設備投資なども必要な上、携帯電話料もかかってしまいます。妻は、うつ病のため就労ができず、障害年金を受給。家事も満足にできないため、食費を抑えるのも困難です。その上、日光過敏症でもあるため、移動の手段として妻専用の車は手放せません。不安要素がありすぎて悩んでいます。確定申告の「福利厚生費」は、どういった出費を挙げることができるのでしょうか?

とても頑張っている家計内容
まずは、病気の治療に専念を

仕事で使用する車や家電の購入のために積み立てを行い、支出も最低限に抑えるなど、体調がすぐれない中、一生懸命努力されている様子が伝わってきます。

家事をこなすのが難しく食費が高いことを気にされているようですが、一般的な目安は手取り収入の15~20%。奥さまの病気を考えると、とても頑張っておられると思います。自信を持っていただいて大丈夫ですよ。お二人の小遣いも最低限に抑えられており、通信費やガソリン代もご主人のお仕事を考えると不可欠な出費。「もっと下げられないか?」とストレスをためず、現状維持を心がけていきましょう。

支出の中でやや負担が重いのが生命保険料ですが、ご夫婦とも持病があり、新たな生命保険への加入は難しいとのこと。健康な人よりも病気に対する備えは必要なので、今加入している保険を大切にしていただきたいと思います。

  奥さまの病気がよくなり、障害年金が打ち切られることに不安を感じられているようですね。でも、それはご夫婦にとってとても喜ばしい状態です。国民年金の支払いも気にされているようですが、その際の所得が低く家計が厳しいときには、「免除」を受けられる制度もあります。先のことをいろいろと悩むより気持ちを楽に持って、今は、とにかく病気を治すことに専念してください。

ご質問の「福利厚生費」とは、従業員の福利厚生を目的とした費用を指します。具体的には医療衛生、慶弔見舞、レクリエーション、健康維持などのための費用などが該当します。一人親方として仕事をされている現状では、これに当たる支出はほとんどないかもしれません。不明な場合の個別の判断は、税理士など税金の専門家に確認することをお勧めします。 これからもご夫婦で力を合わせ、ハードルを一つずつ乗り越えていってくださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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