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質問

3人の子どもたちの教育資金と老後資金に備え、保険を検討中

京都府 夫(会社員) 妻32歳(主婦) 子7歳、5歳、0歳

小学生、幼稚園児と昨年生まれた新生児、3人の子どもを授かりました。現時点では長女の学資保険しか加入しておらず、長男、次男のものも検討しなければと思っております。老後資金も不足しそうなので、保険などで準備したいと思っています。家計の無駄を削って、準備資金に回したいのですが、どこを見直せばよいでしょうか。

ローン返済の負担が重い家計
車の買い替えは現金購入を目標に

まだ小さな3人のお子さまに囲まれ、にぎやかな生活を送っておられることと拝察します。忙しい毎日の中、ご主人の手取り収入の範囲でやりくりしながら、将来の資金計画も見据えておられ、しっかりとした姿勢がうかがえる家計簿です。

支出の中でまず目につくのが、ローン返済の負担が重い点。住宅ローンと自動車ローンを合わせると、ご主人の手取り収入の約40%に上ります。昨年購入した車にできるだけ長く乗ることを心がけ、返済が終わったらその分を積み立て、次はキャッシュでの買い替えを目指しましょう。

また、その他の出費も含まれているようですが、食費が高いのも気になります。生まれたばかりのお子さまがいるため、ミルク代などがかかるのかもしれませんが、別に雑費も計上されているのでもう少しカットしたいもの。5万円に抑えることを目標に頑張ってください。

上のお子さま同様、下の2人についても「学資保険」への加入を検討されているとのこと。現在、子どもに対する手当は全て貯蓄できる状況であるため、新たに加入するのもよいですね。

学資保険は「教育資金」ということが明確になり、取り崩しがしづらく、確実にためられるというメリットがあります。兄弟間はなるべく公平であることが望ましいため、上のお子さまの満期保険金と同額となるような設計とし、保障よりも貯蓄性を重視したタイプを選ぶことをお勧めします。

老後までにはまだかなりの時間があり、住宅ローンの繰り上げ返済や教育資金など、これより先にクリアすべきイベントがたくさんあります。

個人年金などの生命保険への加入は、今の低い予定利率で長期固定してしまうことにもつながります。どのような出費にも柔軟に対応できる「貯蓄」という形で、少しずつためていかれてはいかがでしょうか。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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