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長岡天満宮境内に「森の子ども学校」が開校しました
料理も読み聞かせも、子どもが主役!

長岡天満宮の境内にあるカフェが会場の「森の子ども学校」。5月25日から毎週土曜日、子どもが楽しめるさまざまなワークショップを開催しています。休日に通う学校って、どんなとこ!?

午後からは、長岡京市で活動する子育てサークル「あつまれ‼バンビーノ」による絵本の読み聞かせも

話を聞いたのは、平松さん。「7月はかき氷のシロップ作りなどを予定しています。食に関することや手を使って何かを作るワークショップをやっていきたいです」

樹木に囲まれ、鳥のさえずりが聞こえる長岡天満宮。その境内にあるカフェ「天神森のアトリエ」は、毎週土曜日は「森の子ども学校」に早変わり。子どもたちが料理に挑戦したり、雑貨を手作りするなど、毎回多彩なワークショップが用意されています。中には、親子で参加できるものもあるのだとか。

「テーマは“つくる みつける つながる”。ここに来たら何かやっている、誰かと出会える、そんな“学校”にしたいですね。それにこの場所は、昔から地元の人に親しまれてきた長岡京市の中心地。たくさんの子どもたちが集まって、いろいろなことを体験できる場所にしたいと思っています」と同校の平松未華さんは話します。

ゆであがったハチク。この後10日ほど干し、乾燥すればできあがり

地元の農家「石田ファーム」が朝掘ってきてくれたハチクの皮をむく子どもたち。大きいものでは長さは35センチほど

皮をむくと中から虫が! そんなハプニングも貴重な体験

取材に訪れた日のワークショップは、長岡京市名産のタケノコを乾燥させて作る「干したけのこづくり」。幼児から小学生まで7人とその保護者が参加しました。

まずは、みんなでハチクの皮をむくことからスタート。記者もやってみると、皮がしっかりついていて、はがすのには思ったより力が必要でなかなかきれいにむけません。子どもたちも最初は難しそうでしたが、すぐにコツをつかんだ様子で、「むいても、むいてもむけるよ~」「ギャーッ! 中から虫が出てきた」と、徐々に会場はにぎやかな声でいっぱいに。「できた!」と笑顔で、次の工程のテーブルへタケノコを運んでいきます。

続いては表面を包丁の背やフォークの柄の部分を使って削り、滑らかにする作業。ここでは、アトリエスタッフでもある70代の女性も手伝って、子どもたちに方法を伝授しています。なかには、料理の方法をたずねているお母さんも。

「子どもたちも、私たちの世代も、年上の人に学ばせてもらうことがたくさんあります。違う世代の人たちと交流することからも、力をつけていってもらいたい」と平松さん。

この後タケノコを切って1時間ほどゆがいたらこの日の作業は終了。できたものは、各自の家に持ち帰って干すことになりました。

さらに午後からは、絵本の読み聞かせとポーセラーツ教室「Bonheur」のマグカップづくりも。ワークショップごとの参加ができるので、午後から訪れる親子やお昼まで参加の人たちもいましたよ。時折子どもたちが境内へ駆けて行って遊ぶ様子も見られるなど、学校の昼休みのような和やかな雰囲気も感じられました。

料金は問い合わせを。今回の干したけのこづくりは1000円、絵本の読み聞かせは無料、マグカップづくりは1000円。日程や内容はホームページ(http://tenmori.com/)を参照。

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