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夫と妻の夏の陣 金銭感覚どう違う?

今回から始まる“夫と妻シリーズ”(10月・12月にも予定)。1回目のテーマは“金銭感覚”です。
夫、妻の買い物に、「あれ? これに、こんなにお金をかけるの?」と思うことはありませんか。夫婦といえども金銭感覚はそれぞれ。重視する部分が異なれば、お金のかけ方は違ってくるかもしれませんね。今回は、そんな感覚の違いを、読者アンケートから探ってみました。

〝同じものならできるだけ安く〟が妻の心情、〝買いたいときに、買える場所で〟が夫の心情?

まずアンケートで妻に聞いたのは、「夫と金銭感覚が合わないと思うことは?」という問い。これに対する回答で目立ったのが、「ビールをケース買いすると安いのに、ほぼ毎日、帰り道に1本ずつ買ってくる。『まとめて買ったら』と提案しています」(こまぐろ/40歳)、「私は安い店をハシゴして特売品を買うのに、コンビニでビールやお菓子など好きなものを買ってくる」(チェリー/39歳)という意見です。「同じものの場合、どこの店なら安く買えるかまで考えていない」(MK/47歳)ということのよう。

そのほか、「しょうゆがきれていたので買ってきてと頼んだら、高いものを買ってきた」(M・H/49歳)、「私が仕事で遅くなるときは時々、夫が料理を作ってくれるのですが、普段使わない特殊な材料を使いたがる。そういう品はいつもの安いスーパーで売っていないので、高級スーパーに行ってしまい、高い買い物に」(りのあやママ/52歳)、「服や靴などを買うとき、夫は値段を見ずに欲しいものをぱっぱっと選んでレジに行く。急がないものならポイント3倍デーとか週末バーゲンとかに買えばいいのに。休みの日しか外出できないから仕方ないですけどね」(マスクさん/42歳)という声も。

このマスクさんの言う通り、買い物に行くチャンスが妻ほど多くない夫の場合、「買いたいときに、買える場所で買う」ことが多いのかもしれませんね。

節約しているのは妻だけじゃない!激安狙いの夫たちも

とは言え、世の夫たちが節約家でないというわけではありません。

「一緒にスーパーに行くと、『高い』といってうるさい。夫は、割引を狙って買い物に行くが、私はそこまでしたくない」(ゆず/52歳)、「子どものTシャツを、100円などの激安値段で買うように言うので困る」(朋/37歳)

では、ここで夫の意見も紹介しましょう。「妻と金銭感覚が合わないと思うことは?」の答えは、「食材は1円でも安いものを選ぶのに、エアコンはすぐにかけたり、水を出しっぱなしにして洗いものをしている」「普段の買い物は底値でするのに、好きなアイドルのCDやDVDは平気で大量に買っている」と、日頃の妻の努力を認めつつも、ちょっと裏腹な行動に疑問を感じることもあるようです。

また、「バッグに高い金額を使う」「効果が実感できないような高い化粧品を衝動買いする」のように、美容やファッションに関する買い物には理解が得にくいようでした。

さて、このようにズレが生じてしまったとき、妻がとる解決策は?

「お金がないと言い聞かせる」(TM/42歳)、「こづかいで買うようにしている」(くぅちゃん/49歳)。なかには、「なるべく一緒に買い物に行かない」(みーちゃん/32歳)、「あきらめている」(タッキー/53歳)という声もありました。

妻と夫が考える、これぞ妥当な金額です!

夫婦には多少なりとも、金銭感覚にズレがあるよう。そこで、読者に「これは、いくらが妥当?」とアンケート。各項目について、妻と夫、それぞれの平均金額を紹介します。

※アンケートは7月8日~12日に実施。集計数は妻が49人分、夫が34人分。下記の結果はそれぞれの平均額です

子どものスニーカー
3018円  3166円
子どもの塾の月謝
1万809円  9803円
キャベツ1玉
141円  155円
キャベツ1玉を200円以上と記入したのは、妻は全体の12%、夫は全体の24%と倍でした
牛肉100g
271円  387円
牛肉の価格はかなりの幅が見られました。最低価格は妻が98円で、夫は88円。最高価格は妻が700円で、夫は3000円と答えた人が!
1カ月の電気代
7026円  7354円
家族での外食(1人あたり)
2242円  2225円
妻のカット代
4245円  5387円
ママ友とのランチ
1445円  1850円
夫の会社の同僚との飲み会
5408円  5191円
夫のシャツ1枚
3314円  3477円
妻の1カ月の携帯代
5171円  5427円
妻の靴1足
5580円  6802円
最多価格帯は、妻側は4999円までで全体の44%。夫側は5000円〜9999円で全体の38%。妻は自分の靴の購入額を夫が思う以上に安くおさえているということですね

大きな差は出なかったものの、概して夫が考える金額のほうが少々高めという結果に。やはり、妻のほうが財布のひもが固いと言えるかも…。ですが、注目は「子どもの塾の月謝代」「夫の会社の同僚との飲み会」。これらの項目については、妻のほうが平均金額が高め! 家族に使うお金は惜しみたくないという気持ちの表れかもしれません。

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