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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

他県にローン返済中の住宅を保有
現在の家賃との二重支払いが不安

夫40歳(会社員) 妻40歳(パート) 子3歳

夫の転職に伴い、他県から引っ越してきました。他県で購入した一戸建てを賃貸物件にしていますが、今の借り手が退去すると現在の家賃の支払いと住宅ローンの返済が重なり家計を圧迫しそう。夜間のパートに出ている妻は、平日昼間にシフトして収入を増やすことも考えていますが、保育所の入所が難しく…。使いすぎなど、アドバイスをお願いします。

計画的な備えができている家計、
住宅保有の手間やコストの検討を

堅実な様子が伝わってくる家計簿。他県にあるマイホームの修繕や管理に備えて積み立てを行うなど、計画的な備えができている点もグッドです。

食費が少し高めと思われているようですが、特に問題はありません。「医食同源」という考えのもと、「食事を大事にして家族の健康を保つ」というスタイルは素晴らしいですね。また、レジャー費は生活に潤いをもたらし、リフレッシュさせてくれるもの。こちらも現状維持でOKですよ。

支出の中でやや負担が重いのが、ご主人の生命保険料。ご主人の手取り収入の約1割を占めています。保険の中身をチェックして、無駄がないか見直しをしてみましょう。掛け捨ての保険を活用すれば、3000万円の死亡保障に日額5000円の医療保険を加えても月々1万円以内でおさまる場合も。また、奥さまも日額5000円程度の医療保険には加入しておきたいもの。一例として、府民共済を活用すると日額4500円の入院保障と400万円の死亡保障などがセットになって、月々の保険料は2000円。剰余金も戻ってくるため、さらに実質の負担は軽くなります。

一戸建てを保有しながら、現在暮らしている賃貸住宅の家賃を支払う現状。入居者が決まらないという事態が起こった場合は、大きな負担となりそう。再びその一戸建てで暮らす可能性があるのか、マイホームを保有し続ける手間やコストも含めて、どうするのがよいのかをじっくり見極めましょう。保有し続ける場合にも、いつでも売却ができるよう、住宅ローンの返済を進めておきたいですね。奥さまの収入がもう少し増えたら、そのお金で「繰り上げ返済」を行うとよいでしょう。

「家族で大切にするもの」が明確なのは、とてもよいこと。メリハリのある家計を継続して、毎日の生活を楽しんでくださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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