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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

家計のどこを節約すればよいか?
実家リフォームの税対策も教えて

夫(会社員)40歳 妻(会社員、時短勤務中)33歳 子1歳

共働きにもかかわらず、月々の貯蓄がほとんどできません。冠婚葬祭があると赤字に。どこを節約すればよいでしょうか? 3年後に、夫の実家をリフォームして同居する予定です。リフォーム資金は私たちが出すことになるのですが、税金面での注意点などを教えてください。実家に戻ると妻は無職になりますが、なるべく早く再就職した方がよいですか?

夫の保険料、小遣いに再考の余地
リフォームは贈与税などに注意を

現在、奥さまが時短勤務中のため、世帯収入がダウンしているとのこと。赤字続きの家計に不安を抱えておられますが、まとまった貯蓄もあり、これまでの堅実なやりくりがうかがえます。まずは、子育ての時間を楽しみながら、無理のない範囲での節約を頑張ってください。

支出のうち、食費はとても上手に抑えることができています。一方で目につくのが、ご主人の生命保険料。例えば死亡保障3000万円、医療保障日額5000円を目安にすると、現在の年齢ならば月々1万円前後の保険料で抑えることが可能です。安い保険の活用を含め、一度見直しをしてみるとよいでしょう。

また、昼食代を含んだご主人のお小遣いも高めとなっています。一般的な目安は、手取り収入の10%程度。まずは2割のカットを目指して、ご主人にも協力をお願いしてみましょう。

実家に帰るまでの時間は限られていますが、共働き期間は、貯蓄を増やすことができるチャンス。節約を心がけながら、なるべく貯蓄を取り崩さなくてすむ状況をつくっておきましょう。

ご相談者が負担するご実家のリフォームは、贈与をしたとみなされる可能性があります。贈与税のことを考えると事前に親御さんから建物を取得する、リフォーム資金相当をご相談者の名義に変更するなどの対策があります。リフォームの金額により税額なども異なってくるため、税金の専門家に一度相談されることをおすすめします。

ご実家での同居がはじまって、奥さまが仕事を退職されても、現在かかっている家賃、保育料、通勤電車代など不要になる支出が多くあり、大幅な赤字にはなりません。今後の家計を考えると再就職は必須ですが、無理は禁物。まずは新しい生活に慣れることを最優先して、少し時間をかけて職探しをしてもよいでしょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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