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私たちの女友達事情

楽しいとき、悩んでいるとき、つらいとき、一緒に過ごしてきた女友達。あなたは、どのようにつながっていますか?今回は、読者の女友達事情を取材。さまざまな友情のカタチから、よりよい関係を築くヒントが見つかりそう。

「家族のような、空気のような」「いないことが考えられないくらい、近い存在です」

「海外旅行にもいっぱい行ったけど、今まで一度もケンカしたことない」(亥野さん)。「一緒に暮らしてもきっと大丈夫!(笑)」(守屋さん)

「高校、短大、就職先も一緒で、ゆかりちゃんのお母さんからは『腐れ縁やなぁ』って(笑)」(亥野さん)

「初めて話したとき、『合うな』と直感。波長やタイミングも不思議なくらいピッタリで、ふと思いついて電話したら、みーちゃんも『今、連絡しようと思ってた!』ってことも」(守屋さん)

独身時代は仕事や恋愛、結婚・出産を経た今は、子育てや家族のこと。会話の内容は変化しても、お互いが「心の支え」「よりどころ」であることに変わりはないとか。

「私が地元を離れたことで、会う回数は減ったけど、ずっと心の中にいる」と亥野さん。守屋さんは「家族のような、空気のような…。友達でいる理由や秘訣(ひけつ)を考えたことがないくらい、2人でいることが自然で、しっくりくるんです」とのこと。

「自分の今とこれからを思ったとき、いないのが考えられないほどの存在です!」(亥野さん・守屋さん)

「年下ですが、頼りになる仕事の先輩」「私にとっては、経験豊かな人生の先輩です」

「私がボケで、吉田さんが突っ込みかな?」(白木さん)。「普段の白木さんは天然で、突っ込みどころ満載!」(吉田さん)

「勤続年数は私の方が長いんですが、異動した部署では白木さんのほうがキャリアが豊富。第一印象は、テキパキ指示する“コワイ先輩”(笑)」(吉田さん)。「吉田さんは、年齢差という垣根を感じさせない人。私は、『いい人と組めてよかった』とホッとしていました」(白木さん)

1年間一緒に働いた後、白木さんは結婚を機に大阪へ異動。

「今でも、仕事のアドバイスをもらったり、失敗したときは慰めてもらったりと、頼りにしています」と吉田さんが言えば、「吉田さんは、プライベートで悩んだとき、自分の経験を踏まえて助言してくれる“人生の先輩”」と、白木さんは返します。

「深刻な相談も、話すうちに笑って終わるね」と笑顔を交わす2人。友情は年齢差に関係なく育めるんですね。

「思い出話は、ほとんどしないね」「大切なのは、今とこれから、やね」

「お茶をした後は、植物園を散策するのがいつものコース」(八田さん)。「花を見ながら、いろんな話をするね」(安達さん)
撮影協力/京都府立植物園

「どちらも、あっさり、さっぱりのタイプやなぁ」と、声をそろえる八田さんと安達さん。

「悩みを打ち明けると、がっちり受け止めて、道を示すような言葉をさらっと返してくれる。押し付けがましくない思いやりが、とても心地いいんです」(安達さん)

「言われたら答えるけれど、それ以上は深く立ち入らない。後はよくも悪くも、本人の力で解決すること」。八田さんにとって「この人がいてくれる、この人も頑張っている」という思いが、安心や励みになっているとか。

友達付き合いをして25年というと、さまざまな思い出があるのでしょうね。「でも、昔の話はほとんどしません」「大事なのは、今とこれから」と2人。

「素晴らしい人生を送るためにも、ずっといてもらわないと」(安達さん)、「私のほうこそ頼りにしてます(笑)」(八田さん)

交わす言葉のひとつひとつに、築き上げてきた絆の深さが感じられます。

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