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子どもも大人も集まる、「あったかふれあいセンター」が長岡京市に誕生 地域のみんなの“第2のわが家”に

子どもも大人も集まる、
「あったかふれあいセンター」が長岡京市に誕生

3月23日、長岡京市に新たな〝居場所〟ができました。子どもから高齢者まで、誰でもくつろげる「あったかふれあいセンター」。思い思いの過ごし方で、地域の人と交流できそうです。

「地域のいろいろな人が集まるような場所を目指しています」と工藤さん

長岡公園横の住宅地の突き当たりにある「あったかふれあいセンター」。長岡京市が開き、NPO法人「ほっとスペースゆう」のスタッフと、ボランティア、合わせて30人ほどで運営しています。

同法人理事長の工藤充子さんは「散歩帰りにふらっと立ち寄れる、もう1つの家のような場所になれば」と話します。

月~金曜日の午前10時~午後4時に開かれているこちらのセンター。いつでも出入りでき、利用者やスタッフとの会話を楽しんだり、お茶を飲んだりと、自由に過ごせます。土曜日は「よりそい相談」(予約制)を実施。認知症についてや健康、心の悩みを医師や保健師に相談できるのだとか。

「火曜日の午後は高齢者向け、木曜日の午前は親子連れ向けの企画をする予定。認知症予防のためのゲームや、絵本の読み聞かせなどを行います」

室内には約20人が座れるテーブルが用意されています。窓の外には長岡公園の竹林が広がっていて、眺めもいいですね。

「子どもが来ると、にぎやかで楽しくなります」と話す参加者も。体操やゲームを通して交流も深まります

「公園でゲートボールをしていた人が寄ってくれることも。休憩場所としてもおすすめです」(工藤さん)

おもちゃもあり、子どもと遊ぶのにもよさそう。この日は、近所に住む小学3年生の高木那乃さんが、スタッフオリジナルのお手玉ビンゴゲームに挑戦中。9つの的にお手玉を投げ入れ、縦、横、斜めのいずれかをビンゴ形式でそろえるのですが、1回でクリアするのは難しいよう。「もう1回やる!」と再チャレンジします。

体操の時間でリフレッシュ

建物の裏手は長岡公園

「そろそろ始めましょうか」と声をかける工藤さん。午前11時、体操の時間です。

「那乃ちゃん、何の歌がいい?」と、体操に合わせて歌う曲を相談します。「春が来た」に決定し、歌いながら足踏み。1フレーズ歌ったら、違う動きに変わります。

次の体操は記者も参加することに。はい、と手渡されたのは、重さ250g、布でできた棒状のダンベルです。いすに座って、足を前に伸ばし、20秒キープ。太ももをダンベルで軽くたたきながら数を数えます。やってみると、意外とつらい! 参加者の顔もだんだん険しくなります。終了後は、「腹筋使ったね」「背筋も」と盛り上がっていました。

昼食時には、奥の調理場で作られた食事をいただくことも可能(有料)。この日は麦ご飯、天ぷら、うどんといった献立でした。

「ランチだけの利用もOKです。まだオープンしたばかりですが、利用者からはここで手品やピアノを披露したい、という声も。みんなでこの場所をつくり上げていきたいです」(工藤さん)

「あったかふれあいセンター」(長岡京市天神2丁目16-2)は日祝休。土曜日のみ要予約。利用無料。

問い合わせは同センター=TEL:075(963)5555=へ

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