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夏野菜が主役の漬物レシピ

暑い時期は、あっさりとしたものが食べやすいですね。さんさんと降り注ぐ太陽のもとで育った栄養たっぷりの夏野菜を使って、漬物づくりをしませんか。3人の料理家から、さわやかな味わいの6品を教えてもらいました。こんな野菜が漬物に!?という驚きもあるかも。
※レシピはいずれも作りやすい分量

見た目もかわいい、甘酸っぱい一品

プチトマトのハニーバルサミコ漬け
材料
  • プチトマト…8個
  • A
  • オリーブオイル…大さじ2
  • はちみつ…大さじ1
  • バルサミコ酢…大さじ2
  • おろししょうが…小さじ1
  • 薄口しょうゆ…小さじ1
作り方
  • プチトマトは冷凍庫で凍らせておく
  • ❶を水に1分ほど漬け、水中で皮を指でつまむようにしてむく
  • Ⓐを全て混ぜてマリネ液を作り、❷を漬ける
  • 冷蔵庫に入れて2〜3時間置く
  • 器に盛り、ベビーリーフ(分量外)を飾る

肉料理の付け合わせやワインのお供にも

夏野菜の炒め煮ピクルス
材料
  • ズッキーニ…1本
  • タマネギ…1/2個
  • 赤パプリカ…1/2個
  • 黄パプリカ…1/2個
  • マッシュルーム…4〜5個
  • ニンニク…2かけ
  • オリーブオイル…大さじ3
  • 塩、こしょう…適量
  • A
  • 白ワイン…100cc
  • レモン汁…大さじ1
  • 酢(あれば白ワインビネガーかリンゴ酢)…大さじ1
  • はちみつ…小さじ2
  • 砂糖…大さじ1
  • ローリエ …1枚
作り方
  • ニンニクは芯を取り除き、つぶす
  • タマネギは繊維に沿って1cm程度の厚さの薄切りにしておく
  • ズッキーニは厚さ1cmの半月切り、パプリカは種を取って1.5cm角、マッシュルームは石づきを取り半分にカットする
  • Ⓐを全て混ぜる
  • 鍋にオリーブオイルと❶を入れて弱火にかける。ニンニクの香りがしたら中火にし、❷を入れ塩少々を振って炒める。少し透明感が出たら❸を加え、塩、こしょうをして軽く炒め合わせる
  • オイルが全体にまわったところで❹を注ぎ入れ、沸騰したら弱火にする。アルミホイルなどで落としぶたをして10〜15分煮込む
  • 火を止めたらすぐに鍋ごと水につけ、粗熱がとれたら食品保存容器などに入れて冷蔵庫で冷やす
フランス家庭料理教室
Cantine Rosette
(カンティーヌ ロゼット)
渡邊敦子さん

「『プチトマトのハニーバルサミコ漬け』を作る際、トマトを冷凍すると皮がむきやすくなり、繊維が壊れるので味がよくしみこむようになります。水に漬ける時間が長いと、溶けすぎてしまうので注意を。トマトを漬けたマリネ液はニンジンのせん切りなどとも相性がよいので、サラダのドレッシングとして使いきりましょう。

『夏野菜の炒め煮ピクルス』は、オイルで炒めてから煮て保存するため、酸味が弱くて食べやすい一品です。ニンニクとともにコリアンダーシードを加えると、〝ギリシャ風ピクルス〟に。お肉料理の付け合わせや、ワインのお供にもぴったりです」

漬け汁も一緒に召し上がれ

みょうがを使った水キムチ
材料
  • ミョウガ…2個
  • ハクサイ…1枚(100g)
  • ダイコン…5cm程度(100g)
  • A
  • 水…120cc
  • 塩…9g
  • 砂糖 …4.5g
  • B
  • 米のとぎ汁…1000cc
  • 塩…2g
作り方
  • ダイコンは皮付きのまま5mm幅の短冊切りにする。ハクサイは芯を斜めそぎ切りに、葉はざく切りにする
  • Ⓐを合わせた液に❶を入れ、軽く重しをして1時間ほど置く。途中、2〜3回、上下をかえすように混ぜる
  • Ⓑを鍋に入れて火にかけ、沸騰したらすぐ火を止め、冷ましておく
  • ❷をざるに上げて水きりし、斜め切りにしたミョウガとともに❸に加える。常温で二晩ほど寝かせ、発酵させる
  • よく冷やして器に盛り付け、あれば彩りにスライスしたリンゴとネギを加える

辛さが魅力! ビールもごはんもすすむ味

きゅうりのキムチ
材料
  • キュウリ…2本
  • ダイコン…1.5cm程度(30g)
  • ニンジン…少々
  • A
  • 水…120cc
  • 塩…5g
  • B
  • 砂糖…小さじ1/2
  • 塩…小さじ1/4
  • C
  • 粉トウガラシ(中粗びき)…小さじ1.5
  • おろしにんにく…小さじ1/4
  • いりごま…小さじ1/2
  • ショウガ(みじん切り)…小さじ1/2
  • 魚醤…小さじ1/2強
作り方
  • キュウリをまな板に並べて塩(分量外)を振り、手のひらでゴロゴロと転がして塩をこすりつける。約10分置いてから塩を洗い流し、縦に2等分して長さ3cmにカットする
  • Ⓐを合わせて塩水を作り、軽く重しをして❶を15〜20分漬ける
  • ダイコンとニンジンは細切りにする。Ⓑを加えてもみ、15分ほど置く
  • Ⓒの材料を混ぜる
  • ❷をザルに上げ、❸は軽くしぼる
  • ❺をボウルに入れて❹を加え、あえれば出来上がり
韓国料理教室
Salon de Saran
(サロン ド サラン)
星野明香さん

「『みょうがを使った水キムチ』には、植物性乳酸菌が豊富に含まれています。栄養たっぷりの漬け汁も残さず飲んでくださいね。米のとぎ汁の代わりに、水1000ccに米粉10gを混ぜたものを使ってもOKです。

『きゅうりのキムチ』は、作ってすぐに食べられる、即席の漬物です。次の日には食べきるほうがいいでしょう。本来、キムチはアミエビの塩辛などを入れますが、家庭で作りやすいよう魚醤(ぎょしょう)に置き換えたレシピです。魚醤が手に入らない場合は薄口しょうゆで代用を」

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