とある一日を大人の絵日記に

季節によって変わるタルトタタンの味わい

La Voiture 店主
若林麻耶さん
メインの材料となるリンゴの水分量が変われば、味も変わります。その変化も楽しんでください

〝おばあちゃんの手作りタルトタタン〟が評判だった左京区にある「La Voiture(ラ・ヴァチュール)」を、孫の若林麻耶さんが引き継いだのが約9年前のこと。

タルトタタンとは、リンゴ、砂糖、バターをじっくり煮詰め、タルト皮をかぶせて焼き上げるフランスの伝統菓子です。

「一年中、このお菓子を提供するために、夏は青森の冷蔵庫でリンゴを保存してもらうなど、工夫をしています。『いつがおすすめ? リンゴの旬の秋冬?』とよく聞かれますが、その時季ならではのおいしさがあります。ひとつのケーキの中に反映される季節感も味わってもらえたらなと思っています」

作った野菜を食べることも大切な経験

森田農園
森田啓子さん
どう世話をしたらいいかを工夫する、〝考える農業〟を心がけています

5月中旬から8月の初めまでが賀茂ナスのシーズン。北区上賀茂の「森田農園」は、1日おきの収穫作業や農作物の世話で大忙し。そんな日々の合間に、〝ビールを飲む会〟を開いたのが印象的な出来事だったと森田啓子さん。その様子を絵日記に描いてくれました。

「アルバイトさんとその家族で当日は14人が集まり、盛況でした。絵日記中央の私が手にしているのは、賀茂ナスの田楽。このように、作った野菜をおいしく食べてもらう経験も大切にしています。作業に携わる人がどうすれば自分が育てている野菜をより深く知り、好きになれるかを意識しています」

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