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地元のここが好き!

「うちの町の、こんないいところを知ってもらいたい!」。そんな熱い思いを持った読者が〝わがまちサポーター〟として登場。住民ならではのセンスで、地元の魅力を教えてくれました。3つに分かれた「リビング京都」の配布地域のうち、今回取り上げたのは中央版エリア(北区・上京区・中京区・下京区・左京区・南区・東山区・山科区)。東南版、西南版エリアも、この先特集していきますよ。

あふれる緑に癒やされて 鷺森神社(左京区)

緑豊かな参道は、すがすがしい空気に包まれます

修学院離宮に曼殊院。観光客も多く訪れるスポットのほど近くに、鷺森神社(左京区修学院宮ノ脇町16)があります。

住宅地に立つ鳥居をくぐると、森真美さんおすすめの参道に。見渡せば、辺りは緑一色! なだらかな坂道に沿って、サクラやモミジの木が植えられています。

「春や秋にはお弁当を広げている人の姿を見かけることも。子どもが駆け回っていたりと、公園代わりになっています」と森さん。木陰の下でのんびりするのも気持ちよさそうです。

参道を進み境内へ。木々に囲まれるように社殿や舞殿があり、厳かな雰囲気です。後水尾天皇も通ったという「御幸橋(みゆきばし)」を渡れば、森を通る細い道に。南側への抜け道になっていて、ちょっとした散策気分で歩けますよ。境内東側には、縁結びの石「八重垣」が。触って御利益を祈ってみては。

地元の野菜、そろっています 八百豊(山科区)

「これからの季節は秋ナスがおすすめ」と片山さん

京阪「四宮」駅のすぐ南にある「八百豊(やおとよ)」は、創業54年を迎える青果店。来店すると、今年で79歳という店主の片山敏雄さんが「いらっしゃい!」と出迎えてくれました。

トマト、ナス、カボチャ、キュウリなど、店内に並ぶのは地元・山科産の野菜の数々。「地元の野菜にこだわっているので、商品の9割は山科産。自分で市場へ行って仕入れています。やはりいいものを選びたいですから」と片山さん。

仕入れに出かけるときは店を閉めるそうですが、龍華美保さんは「また新鮮な野菜が入ってくる!と、店が開くのを楽しみに待っています」

取材時には、近所の人が立ち寄って片山さんと世間話をして帰っていく場面も。「毎日いろんな人が来てくれて、話ができるのはうれしいですね。おいしい野菜を食べてもらうためにも、元気に店を続けていきたいです」(片山さん)

大人顔負け小さなジャズ奏者たち すぃんぐきっず(下京区)

体をゆらしながら演奏する、「すぃんぐきっず」のメンバーと小宮さん(中央)

淳風小学校で行われた地域の祭り。そのオープニングに子どもたちのジャズクラブ「すぃんぐきっず」が登場しました。

トランペットやトロンボーンなどの華やかな音色が響く演奏は、大人にも負けないほどの迫力。アンコールの声も湧き上がり、見事に会場を盛り上げました。

小学3~6年生の児童18人が所属する「すぃんぐきっず」は、同校のクラブ活動の一つ。ドラムや金管楽器の経験がない、初心者ばかりのメンバーで、昨年春に発足しました。

「朝と放課後の練習でここまで演奏できるように。子どもの上達は早いですね」とは、結成を呼び掛けた顧問の小宮大輔さん。

「授業でする合奏より大きな音が出せて楽しい」「ノリのいいリズムが好き」と、メンバーたちもすっかりジャズに夢中のようです。 8月30日(日)、梅小路蒸気機関車館の閉館セレモニーで演奏予定。

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