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寒さの中で咲く冬の花の美しさ

体がギュッと縮んでしまうほどの寒さ。その中で咲く花を目にすると、温かい気持ちになれそうです。そんな花の姿を見に、さぁ出かけましょう。

訪れた人をスイセンが出迎えます 宇治・惠心院

春まで見られるラッパスイセン

「惠心院」の境内へと続く坂道。ここで早速出あえるのがスイセンです。毎年訪れる人からは、「今年もスイセンが出迎えてくれましたね」と喜ばれているそう。

境内にも、ニホンスイセン、八重咲きスイセンなどが。中には、冬を越し、4月ごろまで見られるラッパスイセンもあるのだとか。植えられている場所や品種によっても開花時期が異なるので、何度足を運んでもその姿に心が癒やされそうです。

〈見ごろ〉
12月~1月ごろ
〈拝観時間〉
午前6時~午後5時
(境内のみ、本堂の拝観は不可)
〈料金〉
無料
〈住所・アクセス〉
宇治市宇治山田67、
京阪「宇治」駅から徒歩約7分
〈問い合わせ〉
惠心院=TEL:0774(21)3942

樹齢100年のツバキも 伏見・辨財天長建寺

白いまだら模様がきれいなツバキは本堂の左側に

竜宮門が印象的な、“島の弁天さん”として親しまれている辨財天長建寺。大小さまざまなツバキの木が約100本植えられ、中には樹齢100年という木もあるとのこと。その歴史を感じられます。

参拝の後、境内へ。一重や八重と多彩なツバキがあり、赤、白、ピンクといった花の色と、濃い緑の葉の色というコントラストに思わず目が奪われそう。

〈見ごろ〉
1月~2月
〈拝観時間〉
午前8時~午後4時
〈料金〉
無料
〈住所・アクセス〉
伏見区東柳町511、
京阪「中書島」駅から徒歩約3分
〈問い合わせ〉
辨財天長建寺=TEL:075(611)1039

サザンカが、ピンク、白、赤と順に開花 宇治・三室戸寺

参道の生け垣や境内で出あえます
〈見ごろ〉
11月~1月ごろ
〈拝観時間〉
午前8時30分~午後3時30分
(閉門は午後4時)
〈料金〉
入山料500円
〈住所・アクセス〉
宇治市菟道滋賀谷21、
京阪「三室戸」駅から徒歩15分
〈問い合わせ〉
三室戸寺=TEL:0774(21)2067

晩秋から初冬にかけて花開くサザンカ。三室戸寺では、ピンク、白、赤のサザンカが参拝者の目を楽しませます。

こちらの特徴は、同時に咲くのではなく、3種の花が順に開花すること。まずはピンクから咲き始め、その次に白、赤と、順々に花盛りを迎えるんです。「そろそろ白い花が見ごろかな」など、お目当てのサザンカを思って出かけるのもいいのでは。

境内を包む甘い香りは、ロウバイから 伏見・勝念寺

青空に映える「満月ロウバイ」

〈見ごろ〉
1月中旬~2月中旬
〈拝観時間〉
午前8時~午後4時
〈料金〉
無料
〈住所・アクセス〉
伏見区石屋町521、
京阪「丹波橋」駅から徒歩約5分
〈問い合わせ〉
勝念寺=TEL:075(611)1606

ロウバイが咲く時季になると、勝念寺の境内は甘い香りに包まれます。この花の香りは、風が穏やかな、暖かい日にはお寺の外にまで漂うほど。道行く人にも季節の訪れを伝えているかのようです。

こちらで楽しめるのは、「満月」「素心」「唐」「尾鈴」「曙光」という5種類のロウバイ、10本ほど。花弁の大きさや中心部の色が違うのだとか。花の個性に注目するのも観賞のポイントですね。

主な見ごろ時期は年明けですが、12月ごろから咲き始めるものもあるそうですよ。

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