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一乗寺・北山・修学院エリア6会場で、〝鍵盤オンリーの音楽フェス〟

クラシック、ポップス、ブルース。さまざまなジャンルの音楽を家族で楽しめるライブイベント「the Day of Piano」。10月30日(日)、一乗寺・北山・修学院で開催されます。これは、同エリアの6会場で催しやライブが開かれるというもの。会場を回って、1日たっぷり〝音〟に触れてみて。

演奏者と観客の距離の近さも魅力(同会が開催した前回の「インキョカフェ」でのイベントの様子)

会場の一つ、「インキョカフェ」

実行委員の谷田さん(左)と、学生スタッフの右松理(あや)さん。「このエリアには数多くの音楽的特徴を持った店があることをお知らせしたいです」

このライブイベントを企画したのは、「一乗寺DOP実行委員会」。同会は、一乗寺を音楽の街にしたいと昨年8月に発足。地域の飲食店や住民、学生らがメンバーで、結成から4カ月後の12月に1回目のライブイベントを実施しました。

そのときの反響や経験をいかして企画されたのが、「the Day of Piano」です。

ポイントは、一乗寺のほか、北山・修学院を含む3エリアにあるカフェなどの飲食店でライブが並行して行われるということ。参加者はチケットを購入して、好きな時間に好きな会場を訪れてライブを楽しめます。

ところで、イベント名には“ピアノ”という言葉が入っていますね。つまり、ピアノのライブといいうことでしょうか。

「ピアノを中心とした、鍵盤楽器オンリーのライブです」とは、同会委員長の谷田晴也さん。

このようなスタイルにしたのは、ピアノが持つ世代を問わない親しみやすさに加え、さまざまな縁に導かれてのことだと谷田さんは言います。

「今回のイベントの企画中、会場候補となっていた4つの飲食店に、偶然にもピアノが置かれていたんです。これは!と思いました」

そもそも同会の活動の目的は、街にあるものをいかし、街の魅力を掘り起こしていくこと。ピアノの存在は、その狙いにピッタリだったのです。

昨年12月のイベントは当初は大人向けでしたが、未就学児の参加もOKにしたところ、これが好評だったそう。

「親子で訪れた方からは、『子連れが多いから、子どもがぐずったら…などと気兼ねしなくていい』と言われました。また、いつも利用しているカフェや焼き肉店などが会場なので『子どもも緊張しないし、行きやすかった』という意見もありましたね」

こうした声を受けて、今回はファミリーで参加しやすいことにもこだわりました。

特に北山会場ではその点を意識。大人と子どもが一緒に楽しめるワークショップ形式のライブを行います。壁や床に映し出された大きな鍵盤のデジタル映像に触って遊べる作品が展示されたり、実際に音を出したり、DJに挑戦したりというコーナーも。

ただ、“子ども向け”のイベントとは異なると、谷田さん。

「大人が楽しんでいる姿を見て、子どもも楽しくなるというイメージを持っています」

そのため、各会場で演奏を披露する出演者は大人好みのセレクト。例えば忌野清志郎さんのサポート経験があり全国的に活躍中のリクオさん、京都府の公式マスコット「まゆまろ」の応援ソングなどを手がける竹上久美子さんといった個性豊かな12組のアーティストが登場するとか。

「多くの人に足を運んでもらい、街の魅力を再認識してもらえるきっかけになればと思っています。そして、今回、親御さんと来ていたお子さんが音楽を好きになって、いずれは自ら遊びに来てくれるとうれしいですね」

問い合わせは、一乗寺DOP実行委員会事務局(カフェノルウェイジャンウッド内)・谷田さん=TEL:075(721)2568=へ。月曜休。

日時 10月30日(日)午後1時〜9時
※雨天決行
料金 一般3000円、大学生2000円、中高生1000円 ※小学生以下無料(未就学児の来場可)
会場 (詳しくは地図参照):一乗寺エリア(4カ所)、修学院エリア(1カ所)、北山エリア(1カ所。こちらのみ午後4時まで)

詳細はホームページ
http://dopf2016.ichijyoji.net/)で確認を

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