ホーム > > かけいぼ診断

かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

月々の貯蓄ができません
どこを改善すればいいですか?

夫40歳(会社員) 妻40歳(パート) 子14歳・12歳・10歳

月々、生活していくだけで精いっぱいの家計。貯蓄ができない状態です。固定資産税や自動車税、自動車保険、車検などを支払う月は、いつも赤字になってしまいます。来年は上の子が受験生なので、塾代が少し上がります。家計のどこを改善すべきなのか、アドバイスをお願いします。

学資保険3人分は頑張って継続を
食費や携帯電話代など工夫可能

仕事と家事を両立しながら、年の近い3人の子育て。多忙な毎日を送られている中で、ご夫婦の小遣いを最低限に抑え、お父さまへの借金返済を行うなど、しっかりとけじめをつけてやりくりされていますね。

一見すると、毎月の家計は黒字。しかし、ボーナスがなく、税金や車関連の費用が発生するたびに貯蓄の取り崩しがあり、計画的な貯蓄ができていないとのこと。そのような状況でも、「学資保険」で、確実に3人分の教育資金をためられているのは心丈夫です。途中解約をしないよう、頑張って続けてください。

ただし、お子さま全員が大学に進んだ場合、年齢差から2人分の教育費が重なる状況が長く続きます。その時期の家計は厳しくなることが予想されるため、今のうちに可能な限り切り詰めていきたいところです。

まず、支出の中で見直しができそうなのが食費。育ち盛りのお子さまがおられるので大変だとは思いますが、少なくとも1~2割はカットができるはず。週単位の予算を決める、食材の有効活用、まとめ買いといった工夫を重ね、食費を減らしていきましょう。

また、2台で月2万円の携帯電話代は、かなり高額といえます。何が原因で高くなっているのかをチェックし、自分たちの生活スタイルに合う料金プランを利用するなどして、2割のカットを目指してください。

さらに、ご夫婦の生命保険料も、負担が大きくなっています。例えば、今の年齢で余分な特約はつけず、掛け捨ての保険で、死亡保障としてご主人3500万円、奥さま500万円、医療保障としてそれぞれ日額5000円を確保したとすると、現在の保険料の半分程度に抑えることも。貯蓄も保障の一部と考えられるため、まずは家計の見直しを優先しながら、お子さまの将来のために備えてはいかがでしょうか。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

このページのトップへ