パーティーに、〝くり詰め料理〟

よく熟れたトマトを使うと、甘みが出て、ジューシーです。ソースはくり抜いたトマトの中身を使って作ります。先に肉に火を通しておくことで、ホロホロとした食感が生まれます。

: アイアンシュミーズ
中長（なかちょう）健介さん

「軟らかなハンバーグを、さっぱりとしたトマトソースでいただくイメージの一品。一緒にパスタを盛ったり、ワンプレートにしてパンを添えても。赤・白、いずれのワインにもよく合いますよ」

1	フライパンを中火で熱し、合いびき肉を入れて炒める。肉から脂が出て、色が変わったらタマネギを加え、さらに5分炒める
2	1にトマトペーストを入れる。塩・こしょう（分量外）で味を調え、火からおろす
3	トマトを上から約1cmのあたりでカット（この部分がふたに）。下の部分をスプーンでくり抜きカップ状にする
4	くり抜いた中身でソースを作る。種を除いてフライパンに入れ、弱火でじっくり加熱し、水分を飛ばす（約8分）。塩（分量外）で味を調える
5	3のカップ状のトマトに2を詰めて鉄板に並べる。バターを4等分して乗せ、180℃に熱したオーブンで焼く。約10分たったら取り出し、スライスチーズとパン粉をトッピングする。このとき、フタも鉄板に乗せて焼く
6	皿に4のソースをひき、5を中央に置いて、ずらしてフタをする。パセリや粉チーズ、ローストしたパン粉を飾る

コロンとした見た目もかわいらしく、いろいろなものを少しずつ食べたいパーティーにぴったり。ユズの皮から水分が出やすいので、卵液は通常の茶わん蒸しより卵の配合が多いそう。薄口しょうゆをしっかり利かせるのも、卵の生臭さを感じさせずおいしく仕上げるコツです。

: 割烹竹うち　竹内誉裕（たかひろ）さん

「使わなかったユズの果肉は汁を絞って、同量のだし汁・薄口しょうゆ・みりんと合わせるとポン酢風に。湯豆腐や鍋物にどうぞ」

1	ユズは上から1/4あたりでカット。スプーンで果肉を取り出す（使うのは皮のみ。破らないよう注意）
2	エビは殻をむいて、背ワタを取る。熱湯をかけて冷水にとり、ザルに上げておく
3	シメジは小房に分け、グリルか網で焼く
4	ユリネは食べやすい大きさに切って水からゆで、火が通ったらザルに上げる
5	卵、だし、薄口しょうゆを混ぜ、一度こす
6	1に234を入れ、5をこぼれないよう流しこむ。ギンナンを乗せる
7	あらかじめ熱しておいた蒸し器に入れ、弱火で8分加熱する（ユズのふたの部分も一緒に）。竹串を刺して、汁が出てこなければOK

昔ながらのおやつも、盛り付け次第でこんなにゴージャスに。仕上げに、メープルシロップやハチミツをかけると、コクが出てさらにおいしくなります。

: Cave de K（カーヴ　ド　ケー）
平田雅美さん

「リンゴの皮に穴をあけるのは、破裂を防ぐため。深く刺さなくてよいので、ぷつぷつとたくさんあけてください。リンゴによって大きさや甘み・酸味が違うので、焼き時間や砂糖の量は好みに応じて調整を」

1	砂糖とシナモンを混ぜる
2	リンゴは皮の表面に、竹串などで軽く穴をあける
3	リンゴの下を小さくくり抜く
4	ヘタ側から芯をくり抜く（貫通させないように）。その穴に、1とラムレーズン、バターを詰める
5	リンゴの表面に薄くバター（分量外）を塗る。バットに乗せ、180℃に熱したオーブンで約50分焼く。途中、出てきたリンゴの汁をかけながら（3〜4回）焼く
6	皿に盛り、バニラアイスクリーム、生クリーム、クルミ、ドライフルーツ、スターアニス、シナモンパウダーなど（いずれも分量外）を飾る

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