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試写室・劇場から

ラ・ラ・ランド

2月24日(金)からTOHOシネマズ二条、MOVIX京都、T・ジョイ京都で公開

©2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian(Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.

万華鏡をのぞいているような美しさと楽しさに、ほろ苦さ

以前にこの欄でもご紹介した「セッション」の気鋭監督、デイミアン・チャゼルによる話題作。ゴールデン・グローブ賞で史上最多7部門受賞、アカデミー賞でも大きな期待が寄せられているミュージカル仕立てのラブストーリーだ。

交通渋滞の道路上で繰り広げられる冒頭の群像シーンは、まるで往年のハリウッドミュージカルみたいだが、カメラはやがて、一人の男と一人の女の夢の形を追いかけていく。男は自分の店を持ちたいと願う売れないジャズピアニスト、女は数々のオーディションに落ちまくっている女優の卵。運命のように出会ってしまった二人の、恋と夢のゆくえを、耳に長く残る印象的な楽曲とともに描いている。

ビビッドな色使いとファンタジーのような仕掛けで、画面がキラキラ輝いているよう。ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンという旬の俳優が確かな演技を見せてくれるのもうれしい。でも、私が一番気に入ったのは、物語の終わり方。現実と幻想が共鳴するビターな後味に胸が震えた。

(ライター 宮田彩未 

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