ホーム > > 特集:社会・生活 > 読みメンならではの迫力とギャップが魅力

読みメンならではの迫力とギャップが魅力

〝読みメン〟とは、子どもに絵本を読む男性のこと。各家庭でお父さんやおじいさんにも、もっと読み聞かせに挑戦してほしいと、各地で〝読みメン〟を増やすための取り組みが広がっています。宇治市中央図書館では、一昨年に男性職員2人が、読みメンとしてコンビを結成。このほど新メンバーが加わって4人体制となり、さらにパワーアップしています。

記者が訪れたのは、約1カ月後に迫る「4人の読みメンのおはなし会」の稽古。宇治市中央図書館の読みメンが新しい仲間を迎えての初イベントです。

この日は、新メンバーの森仁志さんが「ちゅうちゅうたこかいな」(講談社)、林達哉さんが「おおきなかぶ」(福音館書店)の読み聞かせにトライ。まだ動きなどもぎこちない2人に、観客役の館長・安田美樹さんから「本のめくり方をスムーズに」「話すスピードはゆっくり」「しっかり〝タメ〟をとって」といったアドバイスが入ります。これまで読み聞かせの経験はないという森さんと林さん、「実際にやってみると難しいものですね」と苦戦しながらも、楽しそう!

メンバーの胸には、ニックネームが書かれたフェルト製のワッペンが。左からきよちゃん(志賀さん)、もりどん(森さん)、たっさん(林さん)、さとぼう(一瀬さん)。クマのぬいぐるみは同図書館のマスコット

紙芝居やエプロンシアターも登場予定

【上】「もっと本を持つ腕を下げたほうがいいよ」と、安田さん(右端)。本を観客に見せる角度なども大切なポイントです 【下】当日は4人で簡単な手遊びなども披露する計画だとか

「理想は本を読みこんでストーリーを覚えること。余裕をもって客席の子どもたちの顔を見られますよ」と優しく話すのは先輩である一瀬(いちせ)聡さん。

本だけではなく紙芝居も同様のようで、一瀬さんによる民話の大型紙芝居の実演では、ゆったりと間をとって客席を見回し、時には素早く紙芝居を抜いて場面転換をするなど、さすが。記者も自然とストーリーに引き込まれていきました。

もう一人の先輩・志賀清泰さんは、読みメンのおはなし会で、新しい試みとなるエプロンシアターを披露。

エプロンシアターとは、エプロンをステージに見立て、ポケットから人形などを取り出して物語を演じる人形劇です。「はだかの王様」では、人形をくるりとひっくり返すと服を着ていた王様がはだかになる仕掛けなどがあるのだとか。

先輩たちの実演を見た森さんと林さんも「もっと練習します」と気合を入れていました。

男性の読み聞かせにもっと注目が集まれば

以前、市内の子育て支援室でおはなし会を開いたときの様子

男性の読み聞かせの魅力を聞くと、「こわい話やおどかすシーンなどでは、低音の声で迫力が出せます。逆に『白雪姫』みたいな物語を女の子の声色を使って読むのも、ギャップを面白がってもらえるんですよ」と志賀さん。

読みメンの活動をきっかけにして、男性の読み聞かせにさらに注目が集まればとの願いもあるそう。

「お父さんたちにもどんどん読み聞かせにチャレンジしてほしいですね。そのとき一番大切なのは好きな本、面白い本を選ぶことだと思います」(志賀さん)

問い合わせは、同図書館=TEL:0774(39)9256=へ。

「4人の読みメンのおはなし会」

日時
8月9日(水) 午前10時30分~(約30分)
会場
宇治市中央図書館 集会室(宇治市折居台1-1、JR「宇治」駅から徒歩約20分)
※定員約30人(先着順)、事前申し込みは不要

社会・生活 バックナンバー

更に過去の記事はこちら »

このページのトップへ