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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

第1子の誕生を控え、今後の家計に不安を感じています。妻は、産休・育休後に時短勤務で復職へ。支出や貯蓄にアドバイスを。

夫39歳(会社員) 妻33歳(会社員)

お子さまの誕生を半年後に控え、期待が高まる一方、家計への不安を感じておられますね。家族の人数が増え、妻は復職後に時短勤務で働くとのこと。収支の状況が変わるため、大幅な家計の見直しが必要となります。

一般的に、夫婦だけの時期からお子さまが中学生になるころまでと、退職前の数年間は、最も貯蓄が可能な時期です。ご相談者の場合、現在、年間で290万円を貯蓄。収入がダウンする産休・育休後、時短勤務で復職したときに、この貯蓄額が継続できる家計を目標としましょう。

そのためには、支出において月10万円程度の削減が必須です。月々の家計に照らし合わせると、貯蓄を除く44万円の支出を、34万円でまかなえるようにするということ。総額をもとに個々の支出をチェック。住宅ローンや食費、水道・光熱費などは減額が難しいので、その他の項目で調整を。必ず実行してほしいのが二人の「小遣い」です。ひとくくりにしている項目を、それぞれの昼食費、交際費、携帯電話代、被服費など具体的に分け、優先順位と予算を設けてください。

「小遣い」の項目と「雑費」の予算は、夫婦合わせて12万円が目安。現状と比べると大幅な削減ですが、項目ごとに考えれば決して無理な数字ではありません。

固定費になっている生命保険も見直したいところ。ですが、ご相談者の場合、加入している保険は、ほとんどが貯蓄性のもの。途中解約すると不利になることが多いため掛け替えは慎重に。現契約は維持しながら、不足するご主人の死亡保障1000万円ほどを、掛け捨てタイプで上乗せすることをお勧めします。

将来の支出増に備えるためにも必要な見直しです。頑張ってください。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一

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