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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

将来、子どもたちを大学へ通わせたいと思っています。いつまでに、いくらぐらいの貯蓄をしておけばいいのでしょうか?

母35歳(契約社員) 子4歳・7歳

シングルマザーになり家計が激変。にもかかわらず、児童手当と養育費の全額分、児童扶養手当の3分の2を貯蓄に回し、生活費はご相談者の収入内に抑えられています。年間で約100万円を貯蓄し、手取りに対する貯蓄率は33%と驚異的です。お子さまには、「大学まで、しっかりと教育を受けさせたい」という親心を感じます。

私立大学進学にかかる教育費の総額は、受験料をはじめ入学金や授業料、施設使用料、教科書代などを含め、文系で約500万円、理系で680万円が平均額。まずは、入学までに、1人300万~400万円程度の貯蓄を目指してください。

また、高校は、お子さまたちが希望すれば私立も考えたいとのこと。現在、国の高等学校等就学支援金制度に加え、都道府県ごとの支援制度があり、世帯年収250万円までなら、授業料の平均額まで全額が支給されます。ただし、授業料の平均額や所得に対する支給限度額は、自治体ごとに違うので事前に確認を。公立私立にかかわらず、教材費や修学旅行の積み立て代などはかかりますし、進学を目指して塾に通うとなればその費用も必要。教育費の準備に取り組めるのは、上のお子さまの高校就学前までと考えるとよいでしょう。

ご自身の老後資金は、65歳まで仕事を続けて貯蓄に励み、約1800万円が目標。お子さまが20歳以降は、ご相談者の就労収入のみに。下のお子さまが大学を卒業する時点で、貯蓄を使い果たしていることの無いよう、老後資金の準備も同時進行を。下のお子さまが小学校入学後は、正社員へのステップアップも考えておられるとのこと。年収300万円を目指していただければ、老後資金準備を含めたプランが成り立ちそうです。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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