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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

昨年入籍し、引っ越しや結婚式など支出が続きました。子どもができても共働きの予定ですが、これからの家計にアドバイスを。

夫31歳(会社員) 妻33歳(会社員)

現状、無駄のない家計管理ができており、独身のときから貯蓄の習慣も身についているご夫婦。これからのライフプランが楽しみですね。

奥さまは、お子さまが生まれても復職を希望されておられます。ちなみに、年収1000万円レベルの世帯では、収入以上に支出が膨らむ傾向があり、貯蓄ができないケースも少なくありません。今のうちにしっかりと計画を立てておかれるのは正解です。

当面の計画は、300万円以内での車の買い替えと、5年後に5000万円以内でのマイホーム購入。お子さまの希望は3人で、高校と大学は私立も想定。加えて、数年に一度は家族で海外旅行に行きたいとのこと。

仮に、この先、ご主人の収入が800万円弱程度に上昇。奥さまの収入は、来年以降、産休・育休や時短などで減少してから、10年後くらいには今のレベルに戻り、その後500万円まで上昇。また、ご夫婦とも継続雇用で65歳まで勤務し、退職金は二人合わせて1500万円と想定して試算すると、途中で貯蓄が底をつく可能性がありそう。マイホームの購入予算を計画より500万~1000万円は抑えた方がいいかもしれません。

ライフプランを立てる上で、収入や退職金の見込み額は必要不可欠な情報なので、一度会社に確認を。ポイントは、ご主人が65歳の時点で退職金を含む世帯貯蓄が3000万円に達しているか。

また、資金を運用することで家計の改善も図れます。例えば、ご主人が35~60歳の25年間で老後資金1500万円を貯蓄する場合、月5万円の積み立てが必要。年利3%で運用すれば月3万5000円の積み立てに。こういった考え方を参考にして、ご夫婦でプランを練ってみてくださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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