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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

子ども3人の教育費がかかる時期までに貯蓄を増やしたいです。住宅ローンの繰り上げ返済をした方がよいのか迷っています。

夫40歳(会社員) 妻37歳(パート) 子7歳・9歳・11歳

小学生のお子さま3人に囲まれ、にぎやかな毎日をお過ごしのことと思います。家計のことを考える余裕が、少し出てこられたようですね。

一番の悩みは、65歳で完済予定の住宅ローンの繰り上げ返済。今後の収支予測を踏まえると、急いで実行する必要はないと考えられます。

ボーナスは、学資保険の支払いや自動車関連の費用、固定資産税、電化製品の買い替え、習い事の発表会の費用などに約90万円を支出。毎月の支出は、電気・ガス代、日用品代は少し高めなものの、食費や通信費、小遣いは抑えられていて、教育費の塾・習い事代も一般的な平均額以下です。

家計簿上は、うまくやりくりされており、月々の黒字だけで6万6500円も。なのに、年間貯蓄は30万円とのことなので、計算が合いません。今が最もお子さまにお金がかからない時期。少なくとも、年間60万円程度は貯蓄ができていても不思議ではありません。

ご相談者は、家計の余ったお金を貯蓄しようと考えているのではないでしょうか。家計の構造を支出優先ではなく貯蓄優先へ。あらかじめ、月収とボーナスから貯蓄に回す目標額を決め、実行してください。

今のままでは、4年後、第1子が中学3年生になるころから貯蓄の取り崩しが起こりそう。さらに、車の買い替えや自宅の修繕で貯蓄額は一気に減ります。

お子さまの成長を見ながら、いずれ、奥さまもバリバリ働きだしたいとのこと。まずは、月収8万円を目指しましょう。

また、ご主人が54歳、第2子の大学卒業ごろから年間収支100万~250万円ほどプラスに。以降、毎年100万円ずつ住宅ローンの繰り上げ返済に回せば、60歳までに完済できそうです。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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