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インタビュー

歌手 和紗(かずさ)さん

京都で生まれ育った21歳のシンガーソングライター。
2009年7月に「アイタクテ」でメジャーデビュー。
11月3日(祝・水)に1stアルバムがリリースされます。
2011年1月29日(土)には、京都 FANJで「和紗2京ツアー “きみと出会った その日から”」を開催

「歌を通して、人とのつながりを感じていたい」

来年行われる「国民文化祭京都2011」のメッセージソングシンガーに選ばれた和紗さん。
京都で生まれ育った21歳の女性が語る歌とは、京都への思いとは。



1年と少し前、和紗さんのステージは木屋町の路上でした。

「自分の歌をたくさんの人に聞いてもらいたいという思いで路上ライブを始めました」。そして、歌を通して誰かとつながっていたかった、とも─。

和紗さんが歌う先には、いつも“誰か”がいます。「作詞をするときは、特定の人をイメージしたり、友達にこの歌が届けばいいなと考えながらすることもあります。でも実際に歌い始めると、そんな思いから離れて、聞いてくれた人自身の歌になっていく。そうやって私の歌を聞いて何かを感じてくれた人が、一歩を踏み出すきっかけになればうれしい」

「国民文化祭京都2011」のメッセージソング「微笑みの空」は、公募された1000以上ものメッセージをつむぎ、同文化祭音楽プロデューサーの東儀秀樹さんが作詞・作曲したものです。

「この歌につまったいろんな人のいろんな思いを、私がどんなふうに聞く人に届けられるか…。目に見える物ではありませんが、人とのつながりを感じながら歌っています」

今、和紗さんは、京都だけではなく、全国での活動が増えています。それでも、プロフィルには“京都市在住”と書かれていますね。

「京都以外で過ごすことが多くなるにつれて、京都へのこだわりが強くなってきました(笑)。ここで生まれ育った誇り、というのかもしれません」。だからこそ、地元の人を納得させられる歌を歌いたい、と和紗さん。

「京都のアーティストといえば和紗、って認められるように頑張っています」

(文・内山土子 

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