ホーム > > かけいぼ診断

かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

まもなく住宅ローンの返済スタート
家計全般についてアドバイスを

京都府 夫38歳(会社員) 妻34歳(専業主婦)

30万円程度あった手取り収入が、会社の状況が厳しく、減ってしまいました。12月にマイホームが完成し、住宅ローンの返済が始まります。引っ越し後は、貯蓄がほとんどできなくなりそうです。現在、夫は保険に未加入のため、何か加入したいと考えています。妻は子どもができるまではパートに出て、その収入分を貯蓄したいと考えています。家計全般についてアドバイスをお願いします。

通信費は手取り収入の5%に
病気やけがの入院に備えた保険を

マイホームを購入し、間もなく引っ越しされるとのこと。新しいわが家での生活、とても楽しみですね。

家計簿を拝見すると、食費やお小遣い等、上手に抑えられており、日々の努力が伝わってきます。そんな中で目につくのが通信費。固定電話、インターネット、携帯を合わせると、手取り収入の10%以上になります。一般的な通信費の目安は5%ですから、負担はかなり大きめ。仕事で利用されているのかもしれませんが、適切な料金プランや使用方法も含めて、見直しが必要です。少なくとも2割のカットを目指しましょう。

間もなく住宅ローンの返済が始まりますが、ご主人の収入だけを考えた場合、毎月の返済額は手取り月収の35%以上。理想的な住居費の目安は25%以内ですから、こちらも重たい数字といえそうです。購入後は固定資産税等ランニングコストも必要となります。現在検討されているように、当面は奥さまもパート等で収入を得ることをおすすめします。厳しい資金計画であることを肝に銘じて、出産等の収入減に備え、手元の貯蓄を増やすよう心がけてください。

また、ご主人が生命保険に未加入で不安を感じておられるようですね。現時点では夫婦二人のため、手厚い死亡保障は不要。住宅ローンの契約時に「団体信用生命保険」に加入されていれば、これも保障の一部と考えることができます。ただし、病気やけがでの入院リスクは高いため、医療保険には加入しておきたいもの。お子さまが生まれ、本格的に保険を検討するまでは、病気やけがの死亡保障と入院保障(日額4500円)がセットになった「府民共済(総合保障2型)」等でカバーするのも一手。保険料は月2000円と手ごろです。

出産、教育費等、新たなライフイベントを上手にクリアしていけるよう、今からしっかり準備を進めていきましょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

このページのトップへ