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質問

もうすぐ子どもが生まれます。生命・学資保険について教えて

京都府 夫37歳(会社員) 妻26歳(専業主婦)

もうすぐ子どもが生まれます。これから、生命保険の見直しや学資保険について考えたいと思っています。でも、これからの子育てにかかる費用など、目安がわかりません。どうすればいいでしょうか?

保険は、必要保障額の算出から
加入中の保険は検討の必要あり

おなかの赤ちゃんに会えるまで、あと少し。お金への不安は今のうちに解消しておきたいものですよね。

まず、保険に加入する際、やるべきことは必要保障額の計算です。ご主人に万が一のことがあった場合、遺族年金、奥さまの収入、貯蓄や死亡退職金の取り崩しなどで生活費をやりくりしていくことになりますが、それでも足りない分を保険でカバーすることになります。仮に、①生活費は現状レベル②お子さまは小中高公立で大学のみ私立③奥さまの収入は毎月7万円程度という前提で、ざっくり計算すると、必要なお金は2500万~3000万円程度となります。現在、ご加入中の保険だと、病気による死亡保障は約700万円。上乗せか見直しの必要がありそうです。

なお、必要保障額がピークになるのは、末っ子が生まれたとき。子どもの成長とともに、必要保障額は減少していきます。例えば、定期保険に加入して、ご自身で定期的に不要になった保険金額を減額(一部解約)していくという方法もあります。それが面倒なようなら、保障金額が所定の割合で減っていく「逓(てい)減定期保険」や「収入保障保険」を選択する手もあります。

また、学資保険の加入を検討されているとのこと。一般的に、大学進学時に備えて300万~400万円程度の資金が必要と考えられています。仮に全て学資保険で準備すると、18年間で、300万円なら月約1万3000円、400万円なら月約1万8000円となります。

ただし、保険は、固定支出となるため、無理は禁物です。確実に続けられる金額で設定を。出産後の0歳児の育児費として、食事代やおむつ代、衣類などで月2万円程度が余分にかかってきます。毎月の黒字分プラス児童手当でのやりくりを目指して、頑張ってみてください!

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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