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インタビュー

俳優 浅野温子さん・浅野ゆう子さん

「抱きしめたい!Forever」に主演。
出演/浅野温子、浅野ゆう子、岩城滉一、市原隼人、本木雅弘(声の出演)ほか
10月1日(火)午後9時〜11時19分フジテレビ系全国ネット放送
※10月11日(金)午後11時〜「女性チャンネル♪LaLaTV(CS)」バージョンを放送

トレンディドラマのヒロインは、今も輝き続ける大人の女性に

50代からの日々を輝かせるための情報をお届けする特集「大人タノシ」。今回は、この秋放送のスペシャルドラマ「抱きしめたい!Forever」主演の浅野温子さん&浅野ゆう子さんが登場。80年代後半のトレンディドラマブームをけん引した、W(ダブル)浅野の“今”は─。



54歳になった最強コンビ。どんな大人の女性に?
1988年に放送され大ヒットした「抱きしめたい!」。タイトルを聞いただけで、当時の思い出がよみがえる読者も多いのでは? 今回のスペシャルドラマでは、54歳になったヒロインの麻子と夏子が描かれています。

「私が演じたスタイリストの麻子は、女一人で頑張って、会社もなんとか生き延びてきた。それだけでも大したもんだと麻子にエールを送りたいですね。おなじみのコンビが、今をどう生きて、どう感じているかを楽しんでいただきたいです」と、浅野温子さん。

岩城滉一さん演じる圭介と結婚した夏子役の浅野ゆう子さんは「当時の夏子は他人の好きな人を奪ってしまう、同性が最も嫌うタイプのキャラクター(笑)。そんな夏子も、家庭を大切にする大人の女性になりました。夫の商売が苦しくて借金もあるんですが、それを妻として支える夏子の成長ぶりに驚きました。なによりうれしかったのは、夏子が麻子を大きく受けとめてあげられる人になっていたことです」


“変わらない”こと。それも大人の魅力になる
25年を経て、二人はどんな大人の女性になったのでしょうか?

「あのころは欲しい物も、精神的にどうありたいということもなく、愛することもなかった。そういう意味では寂しい時期だったのかもしれません。今は、ゆう子ちゃんのような人がいてくれてうれしいです。年をとると、お仲間は多い方がいいんですよ」と温子さん。

一方、「バブル当時は物欲のかたまりだった」と笑うゆう子さん。「当時母親役だった野際陽子さんと同じ年代になりましたが、私は25年前から何も変わってなくて。こりゃまずいなと思ってはいますが、そのときの自分のままでいることがうれしい気もしています」

なるほど。変わらないことも大人の魅力になるんですね。


50代のトレンディドラマがニッポンを再び元気に!
トレンディドラマを現代に復活させるのは大きな挑戦ですね?

「どの時代にもトレンディーなものはありますが、『抱きしめたい!』はあの時代に最も光り輝いていたものだった。今回もその流れをくんで“50代のトレンディドラマ”になればいいなと思っています」と、ゆう子さん。

かつてニッポンを、私たちを元気にしてくれたW浅野。輝き続ける二人のバイタリティーと友情、チャレンジ精神は、景気回復へのカンフル剤かも!?

(文・相澤裕之 

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