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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

貯蓄少ないがマイホームを持ちたい
いつごろ、いくらぐらいなら可能?

夫(会社員)40歳 妻(パート)35歳 子4歳

夫の転職を機に引っ越して4年。貯蓄はあまりないのですが、「そろそろマイホームを持ちたい」と、夫婦で最近よく話をしています。夫と妻の年齢から、できれば早いうちにもうひとり子どもを持ちたいとも考えています。家計のどこを改善し、節約すればよいでしょうか。また、家を買うなら、いつごろ、いくらぐらいの物件が購入できそうでしょうか。

今後も妻の収入が見込めるかが鍵
将来を見据え、無理のない計画を

パート勤務とはいえ、小さなお子さまの世話と仕事を両立させながらの家計のやりくり。毎日、とても頑張っておられますね。

非常にバランスが取れた家計運営ができていて、支出はどれもお手本ともいえる数字です。食費や水・光熱費など上手に抑えることができていて、減らすことが難しい携帯電話、インターネット料金の負担も理想的な水準。手取り収入から見て「ご主人のお小遣い」はやや高めですが、昼食代も含まれているようなのので現状維持でOKです。家計が厳しくなったときには、お弁当に切り替えるといった見直しをするとよいでしょう。

そろそろ、マイホームの購入を考えておられるとのこと。同時に2人目のお子さまも望まれているようですね。出産後も奥さまのパート収入を見込めるかどうかによって、マイホームの計画も大きく変わってきます。

住宅購入時には、税金や各種手数料などさまざまなお金も必要となりますが、まだ手元の貯蓄は十分とはいえません。いますぐにではなく、家族構成や収入の見通しが立ってからの購入をおすすめします。それまでは今の家計をキープしながら、頭金のための貯蓄を増やすことを第一の目標にしましょう。

購入可能な住宅の金額を計算する上で、最も重要なキーワードが収入。例えば1500万円を25年返済、2%の金利で借り入れたとすると、毎月の返済額は6万3578円となります。現在の家賃とほぼ同額ですが、購入後は住宅ローンの返済以外に固定資産税などが生じます。現在のご夫婦の収入を前提とするならば、それらの費用を支払っても黒字が見込めますが、奥さまの収入がなければなかなか厳しい数字といえるでしょう。

家族のこれからを見据えながら、時間をかけて、無理のない住宅取得の計画を考えていってください。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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