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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

赤字続きで、貯蓄を取り崩す生活
給料が高い会社への転職も検討中

夫31歳(会社員) 妻33歳(主婦) 子0歳

毎月赤字で、貯蓄を取り崩す生活。娯楽に回せるお金もなく、引きこもりの状態です。夫が仕事で使う携帯電話代やガソリン代に対して、会社からの補助はほとんどありません。今より給料の高い会社への転職を検討しています。第2子を希望していて、マイホームも欲しいのですが、貯蓄は減る一方です。家計をどのように見直せばよいでしょうか?

食費、車、仕送りに優先順位を
転職は収入以外の面の検討も

新しい家族が増え、忙しい毎日と拝察します。生活が大きく変わったとはいえ、貯蓄を取り崩しながらやりくりしている現状は赤信号。これからは、ご夫婦二人だけの生活ではないという危機感を持ち、家計の見直しを行っていきたいですね。

支出で減らすことができそうなのが携帯電話代。仕事でも使用するご主人は難しいかもしれませんが、奥さまの方だけでも安くする方法を考えましょう。格安な機種や料金プランの変更などを検討してもよいですね。

また、ご主人の生命保険料が高めですが、貯蓄性のものが含まれているので現状維持でOK。奥さまの医療保険は、日額5000円を目安にするならば、今の半額程度に抑えることも可能です。養老保険の満期後は新たな保険に加入せず、5000円分の保険料が浮いた状態にしておきましょう。

酒代などを含む食費や車関連の支出も、収入から見ると高めです。お酒を控えることが難しく、車は安いものに乗り換えるつもりはないためどちらも減額ができない、というご主人のこだわりがあるようですね。でも、現実を見ると、このままというわけにはいきません。

ご実家への仕送りも家計を圧迫しているため、お酒、車、仕送りの中で、何を優先して何をあきらめるのか、ご夫婦で真剣に話し合って優先順位をつけるべきでしょう。

収入アップのために転職も視野にいれているようですが、首都圏への引っ越しが必須とのこと。転職後は給料が増えても、住居費などの負担増が見込まれます。収入以外の労働環境や福利厚生など、さまざまな面からみて慎重に判断しましょう。転職の有無にかかわらず、「赤字のない家計作り」は緊急の課題です。

住宅購入は、居住地が定まり、頭金をためられるようになってから。まだ少し先のイベントとなりそうです。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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