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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

妻は、出産を機に退職。育児と両立できる仕事を探しています。夫の保険の見直し、貯蓄や資産運用にアドバイスを。

夫32歳(会社員) 妻32歳(主婦) 子(1歳)

お子さまの成長を日々喜んでおられることと思います。誕生後、家計が大きく変化し、家族のマネープランをどうしたらいいのか悩んでおられるようですね。

まず、保険について考えてみましょう。現在の契約内容をみると、死亡保障は夫500万円と妻200万円、医療保障が日額で夫5000円と妻3000円。お子さまが誕生したご相談者の場合、夫の死亡保障が不足気味です。いずれも終身タイプのため、足りない部分をカバーするものがおすすめ。保険料が割安な「定期保険」「収入保障」を25年、2000万~3000万円であれば、それほど大きな負担にはならないでしょう。

これまで堅実に励んでこられた貯蓄は、ぜひ、この姿勢を維持してください。また、貯蓄だけではなく、運用にも興味があるとのこと。ほぼゼロ金利の時代なので、金融商品の活用は考えどころです。貯蓄の目的は、当面の生活費収支の「調整資金」、住宅費や教育費など数年の内の大きな支出に備えた「積立資金」、長期的な視点の「運用資金」の三つ。ご相談者の家計なら、約1500万円が運用資金にできる金額と考えられます。

ただし、一獲千金を狙うことだけが運用ではありません。例えば、利回り2~3%程度を目標に、定期的な成長分野への投資も検討する価値はあると思います。節税効果が見込める「NISA」「つみたてNISA」「確定拠出年金」などを利用するのも一手。

「わが子に不自由のない生活を送らせたい」と家計を気にして、お子さまが増えることに消極的なよう。子どもは授かりもの。工夫次第で、豊かな生活を手に入れることは十分に可能です。にぎやかな家族ならではの幸せも考えてみて。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一

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