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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

マンションを売却し、2世帯住宅で同居。これから教育費や住宅ローン、老後資金のやりくりができるでしょうか?

夫36歳(看護師) 妻38歳(看護師) 子2歳

共働きで、お子さまに寂しい思いをさせないように、奥さまのご両親と同居。心強い環境ですね。

お子さまが中学から私立に通う場合、塾・習い事代を含めた年間の教育費は、中学校130万円、高校100万円、理系大学160万円。中学受験には、小学4年生ごろから塾代だけで年間100万円ほど必要となるようです。2人目のお子さまを希望されていますが、第1子が中学進学以降は、2人分で約200万~300万円の教育費がかかることになります。

現在の教育費(保育料)は年間81万円。将来的に120万~220万円の支出増が想定されますが、ご相談者の家計は、年間250万円以上の貯蓄ができている状態。教育費がピークの時期でも、年収の範囲内でやりくりできそう。貯蓄の取り崩しが発生するのは、車の買い替えや自宅の修繕など、一時的な支出と思われます。

住宅ローンは60歳で完済予定。ご夫婦の収入が維持できれば、第2子も中学から私立進学は可能でしょう。ただし、第1子が高校に進学する15年後ぐらいから、同居のご両親の介護は想定しておきたいところ。介護のために減収となった際は、お子さまの進路を含め、ライフプランの立て直しが必要となります。

ご相談者が準備する老後資金は、4000万円を目安に。退職金や個人年金保険が1200万円あるので、現在の貯蓄のうち3000万円は、老後用にキープしておくと安心です。老後資金の出番はまだまだ先。普通預金にいれておいてもほとんど増えません。仮に、1.5%程度の運用利回りなら、25年間で3000万円が4200万円程度になる計算も。大きなリスクを取る必要はありませんが、運用の計画も検討に値します。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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