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試写室・劇場から

劇団四季「恋におちたシェイクスピア」

9月30日(日)まで京都劇場にて上演中

撮影:阿部章仁

キレの良い演技とセリフ回し。名作誕生秘話を、伸びやかに!

65年の歴史を持つ劇団四季ならではの演技法が、十分に生かされたストレートプレイ(セリフ劇)。もしも名作「ロミオとジュリエット」の誕生に、若きシェイクスピアの禁断の恋が関わっているとしたら…という仮定で構成された作品。

女性が舞台に上がることを禁じられていた時代。若き劇作家・ウイル(シェイクスピア)の次回作のオーディションにやってきたのは、ケントと名乗る青年。実は彼は、ある資産家の娘・ヴァイオラの男装した姿だった。ウイルは彼の才能にほれ込んで採用する。やがて彼が女性だと知り、二人の恋が燃え上がる。しかし、ヴァイオラは親が決めた相手と結婚を控えた身。この二人の道ならぬ愛が「ロミオとジュリエット」の物語を作り上げていく。

劇中、随所にちりばめられた「ハムレット」「十ニ夜」などのシェイクスピア作品のテイストが、物語に彩りを添えている。そして何よりも、俳優たちの美しい発声と明確なセリフ回しが、舞台全体に、伸びやかさと品格を感じさせてくれる。

(文筆業 あさかよしこ 

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