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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

マイホームを新築予定。教育費や老後資金、車の購入資金といった先々の支出が多く、住宅ローンの組み方などに悩んでいます。

夫31歳(会社員) 妻31歳(会社員) 子0歳・2歳

親名義の土地に一戸建て住宅を新築予定で、予算は諸費用込みで2800万円。教育費や老後資金、車の購入に備えるため、頭金や住宅ローンの組み方を悩んでおられますね。〝現役〟の間に貯蓄が底をついてしまわないようにするためにも、計画立ては大切です。

第2子出産までは、貯蓄型保険の積み立てを除いて年間約200万円を貯蓄。保育料は、第1子が3歳になれば無償化となり、第2子分も半額に。住宅ローン減税で税負担も軽減されるため、奥さまが復職しフルタイムで働かれる2年後以降は、年間200万円を超える貯蓄ができそうです。

教育資金について、高校まで公立、大学は私立で1人暮らしも想定とのこと。仮に、私立大理系で仕送りが月10万円とすると、大学4年間でおよそ1100万円が必要です。現在の「子ども用貯蓄」を17年間続ければ、1人当たり500万円の準備が可能。このペースをキープして。

老後資金として、貯蓄型保険に加えて、「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」を検討。月額上限2万3000円で2人分を積み立てていけば60歳で1500万円に。約270万円の節税効果もあるので、ぜひ取り組んでみてください。

これらのことから、住宅ローンは、予定の2800万円を、返済期間30年で借り入れて問題なさそう。頭金は、それほど無理していれなくてもいいのでは。貯蓄を増やす余裕があるので、手元資金を残しつつ計画的に繰り上げ返済を実行することも一考です。ただ、住宅ローンをご主人のみにした場合、住宅ローン減税のメリットが生かしきれない可能性があります。連帯債務もしくは夫婦のペアローンにして、税制優遇制度をフル活用するのもよいでしょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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