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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

休みがとりやすいパートの仕事を掛け持ちしています。貯蓄が少なく教育費が心配。家計の改善点があれば教えてください。

母39歳(パート) 子7歳・10歳・17歳

シングルマザーとして3人のお子さまを育てながら、二つの仕事を掛け持ちしているとのこと。毎日本当に努力されていますね。支出は、十分にスリム化されています。通信費は最低限。食費もこれ以上は減らせないレベルで、切り詰めて体調を崩さないよう、現状維持を心がけてください。

唯一の改善点は、保険のかけ方。貯蓄目的の変額保険(死亡時232万円)のみで、死亡保障は小さく医療保障もありません。貯蓄が少なく、ご相談者が入院などの事態になると収入が途絶えてしまうため、最低限の保障は確保してください。死亡保障2000万円と入院保障日額5000円を目安に、今の年齢なら月5000円程度の保険料でいけそう。貯蓄を優先したい中で負担が増えるのは厳しいですが、万が一のときにお子さまが困ることがないようリスクに備えておきましょう。

高校2年生のお子さまの進学先として専門学校を考えているとのこと。「高等教育の修学支援新制度」の対象校なら、収入に応じて学費の減免が受けられます。年収380万円未満の場合、減免が受けられそうなので事前に確認してください。また、返済不要の「給付型奨学金」(日本学生支援機構)が受けられる可能性も。ただし、これらの制度が利用できるのは学校に入学したあとのこと。合格してすぐに支払う入学金や前期の学費は、準備しておく必要があります。また、入学式のスーツや教科書などの諸経費も。慌てずに対応ができるよう、今から下調べしておきましょう。

学費が不足するようなら、「貸与型奨学金」の活用、アルバイトも視野に入れてください。親子でしっかりと学費の見通しを話し合い、お子さまの夢がかなえられるように頑張ってくださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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