夏の水分補給 それ、ホントに大丈夫!?

Q4/暑いと冷たいものしか欲しくないんです

NG

暑くなるとよ〜く冷えたものがついつい欲しくなりますが、できれば避けたいところ。

「冷たいものばかり飲むと胃の働きが低下したり、腸を刺激して下痢を起こす原因にもなります。腸で吸収されやすい水分の温度は5〜15℃といわれています。ただ、温度の高いものは量が飲めなくなるので、無理に飲む必要もありません。まずは、水分量を確保することの方が重要です。体の様子をみて調節してください」

Q5/運動時、意識して大量に水を飲んでいたら、気分が悪くなってしまいました

NG

スポーツをしていると、汗をかいて2〜3ℓの水分を消失するといわれています。それを補おうと、過剰に水分補給を行うことで思わぬリスクがあるのだそう。

水分補給をしているのに脱水症!?

「汗をかくと水分だけでなく、塩分(ナトリウム)も同時に失います。それなのに水だけを取り続けると、血中のナトリウム濃度が薄まります(低ナトリウム血症)。体はナトリウム濃度を元に戻そうとしますので、せっかく取った水分を尿として排せつしてしまいます。結果的には汗をかく前の体液の量を回復できず、脱水が改善しません。そのため、大量に汗をかくときには塩分も同時に補給することをおすすめしています。さらに、体が対応できないほどの量の水を取ると、低ナトリウム血症が進行し、疲労感、頭痛、悪心、けいれんなどの症状が生じることがあります(水中毒)」

運動後、大量に汗をかいたのに体重が増えている―そんなときは注意が必要です。水を飲み過ぎているのかもしれませんよ。

1日に必要な水分をチェック!体内の水分はどうなっている?

1日の水分摂取量(㎖)
飲料水 1000㎖
食物から得る水分 1000㎖
体内での代謝水 300㎖

日常生活では、1日1.2ℓの水を飲むことが目安。体重の2%以上、水分が減らないように注意を。

1日の水分排出量(㎖)
尿 1000㎖
便 150〜200㎖
生理的に失われる水分 900〜1000㎖

軽い発汗、室温30℃時でプラス500㎖、運動時などの発汗でプラス2〜3ℓの水分を失います。

こんな症状が出たら要注意!
集中力の低下、食欲不振、倦怠(けんたい)感、足がつる、しびれ、脱力感
→涼しいところで休けいし、水分摂取を心がけましょう

体重計にのって、体重の減少が①②の場合は即対応して

  • 1〜2%の場合
    症状なし、口の渇き、尿量の低下(濃くなる)
    →水分補給を
  • ②3〜9%の場合
    倦怠感、頭痛、嘔吐(おうと)、目まい、立ちくらみなど
    →危険! 病院へ行きましょう
水分補給、私はこれで失敗しました

熱中症にならないためにも必要な水分補給。ただし、どんなときでも単に水気のものを飲めばいい、というわけではありませんね。 飲むタイミング、量、種類をきちんと知って、出かけるときはもちろん、家の中や屋内でも注意しましょう。

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