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京都文教大学・短期大学に「ぶんきょうにこにこルーム」が開室しました

大学のキャンパスに、子育て支援施設!?─今月12日、京都文教大学・短期大学の新校舎1階に「ぶんきょうにこにこルーム」が誕生しました。子どもと保護者に一般開放されたこの施設、民・学・官が連携する珍しいスタイルで運営されているんですって。さっそく、出かけてみましたよ。


場所は、キャンパス北側に位置する月照館の1階

オープンしたばかりの子育て支援室「ぶんきょうにこにこルーム」があるのは、学生たちが行きかう京都文教大学・短期大学のキャンパス。

明るく広々としたスペースにはカラフルなおもちゃや、子ども用のソファ、すべり台などの遊具が並び、常駐するスタッフが来室した親子を見守ります。
実はここ、大学内にありながら、地域の住民からなる「北槇島地域協議会」が、京都府と宇治市の補助を受けて運営する、民・学・官のコラボレーション施設。

同大学では以前より、幼児教育学科の学生を中心に、地域で子育てイベントを開催するなど、乳幼児や保護者とふれあう機会を大切にしてきました。その実績が、学内での支援室開室へとつながったのです。
「幼稚園教諭や保育士を目指す学生が、より豊かな実践経験を積んでいける」と、講師の竹之下典祥(のりよし)さんは期待します。同じく講師の林妙子さんも「これまで学生同士で発表しあっていた大型絵本の読み聞かせやペープサートを、来室した親子の前で発表していく予定。子どものリアルな反応が楽しみです。学生には、お母さんたちの思いや悩みも感じとってほしい」と、今後の活動に意欲を見せていました。




かわいらしい親子トイレや、授乳室、ミニキッチンも備えています

地域ぐるみの子育てを

運営に当たる「北槇島地域協議会」のスタッフ、北浦美和子さんは、「申し分ない空間を用意してもらい、大学に感謝しています」とにっこり。「これまで、北槇島地区には公共のコミュニティ施設がなかったので、ここが誕生したことはとてもうれしい。たくさんの親子の交流の場となり、いずれ地域の子育て拠点へと育てていければ」と、意気込みます。


ユニークな企画もありますよ。毎週金曜日に、地元出身の画家・田村翼さんが、絵あそびのワークショップを開催するほか、「離乳食講座」や「お父さんのための子育て講座」など、月1度のイベントを計画しています。また、親子遊びができる「子育て交流講座」(講師・林さん)の参加者も募集中。10月5日(火)〜全4回。受講費1000円。定員親子10組になり次第締め切り。

こちらの申し込みは同短大「地域連携室」=TEL:0774(25)2414へ。

「にこにこルーム」の開室時間は、月・火・木・金の午前10時~午後5時。来館自由・無料ですが、正門で受け付けが必要。ベビーカーの無料貸し出しもあります。車なら北隣のショッピングセンター「ベルファ」の駐車場が無料で利用できます。
問い合わせは
京都文教大学・京都文教短期大学 子育て支援室「ぶんきょうにこにこルーム」
TEL:0774(25)2525。

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