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バレンタインに活用しちゃう?おうちで作れる あったかスイーツ

バレンタインに活用しちゃう?
おうちで作れる あったかスイーツ

心までとろけてしまいそうな、ホットなデザート。寒さの厳しい今年の冬は、そのおいしさも格別なはず! そこで今回は、京都の料理家やお店のスタッフに、自宅で作れるレシピを教わってきました。



今回は、ミルクジャムを入れて作りました。焼きたてにスプーンを入れると、中のジャムがトロ~。「冷まして食べてもおいしい。ねっとりした食感が楽しめますよ」と多田さん

チョコの濃厚な香りにうっとり

とろりショコラ


いわゆるガトーショコラですが、お店で売られているものに比べると、かなり“半生”食感なのがポイント。焼きたてのものは、アツアツ、トロトロ! スプーンですくっていただきましょう。
この食感の秘密は、たっぷり入ったチョコレート。濃厚な香りが、たまりません!


材料(直径7cmのマフィン型3個分)

  • 製菓用チョコレート(カカオ分60~70%) … 90g
  • バター … 20g
  • 砂糖 … 20g
  • 薄力粉 … 10g(大さじ1)
  • 卵 … 1個
  • ジャム(ミルク、イチゴ、マーマレードなど。なくてもOK) … 小さじ3

作り方

  • 刻んだチョコレート、バターをボウルに入れる。ボウルより一回り大きい鍋にボウルの底が当たる程度の水を張り、40~50℃ぐらいの湯せんにかける
  • チョコが半分ほど溶けたら湯せんから外す。しゃもじで混ぜて完全に溶かす
  • 砂糖、溶き卵を別の器に一緒に入れ、湯せんで人肌程度に温めてから②に混ぜる。薄力粉をふるいながら加え、なじむまで混ぜる
  • オーブンを230℃に温めておく。生地を型の半分ほど入れる。好みでジャムを小さじ1のせてから生地を8分目まで足す
  • 200℃に下げたオーブンに④を入れ、6~7分焼く。表面が乾く程度でOK

ショコラ・ショーには、好みでピンクペッパー、ジンジャーパウダー(またはすりおろしショウガ)、シナモン、大粒の岩塩、桜の花の塩漬けなどを好みで浮かべても

この温かさ、なめらかさはクセになる!

パリ風ショコラ・ショー


ショコラ・ショーとは、フランスのホットチョコレートのこと。
「日本のココアほどさらさらじゃなく、かといってドロッとしてなくて…。説明するのが難しいなぁ(笑)」と多田さん。
なめらか~なチョコが、のどをスルスルと落ちていくこの感じ、たしかにこの食感は独特。温かさと甘さの余韻が、またいいんです。


材料(直径7cmのマフィン型3個分)

  • 製菓用チョコレート(カカオ分60~70%) … 60g
  • 生クリーム … 30㎖
  • はちみつ(あれば) … 小さじ1(7g)
  • 牛乳 … 140〜150cc

作り方

  • 生クリームを軽く沸騰させて刻んだチョコレートにかける。あればはちみつを加え、泡立て器で静かに混ぜて溶かす。溶けない場合は湯せん(40~50℃)にかける。これがガナッシュ
  • ①のガナッシュを、沸騰直前まで温めた牛乳に注ぎ、泡立て器でよく混ぜてからカップに注ぐ

教えてくれたのは
「おやつ記者」 多田千香子さん

岡山県出身。新聞記者として12年余り勤務後、フリーとなり渡仏。ル・コルドン・ブルー・パリ校製菓上級課程修了。現在、京都在住。著書に「パリ砂糖漬けの日々」(文藝春秋)、「おやつ新報へ、ようこそ」(エンターブレイン)。
「おやつ新報」=http://oyatsu-shinpo.com

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