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みんな自分に合う仕事、どうやって選んでるの!

いろんな思いが実を結んで… 仕掛人、登場

いま、そしてこれからも。京都には、ユニークな取り組みや盛大なイベントが続々。「どんな人が考えたんやろう?」―そんな読者の声に応えるべく、さまざまな“仕掛け人”に会ってきました。それぞれの深~い思いを聞いてください。撮影/中尾泰晴(人物)

女性のパワーが新しい時代を切り開く

都大路オープニングパレード

「このパレードのために、御池通の烏丸・寺町間を全面通行止めにするのですが、調整がホントに大変でした。そのかいあって、
非常に見応えのある構成になっています」と村本さん

京踊り子隊の練習風景。1月から月2回の練習を重ね、日本舞踊の所作をベースにした振付を練り上げたそう。当日は約1200mを30分かけて踊り歩きます

「振り袖を美しく着こなすために、全員が自分で着つけできるように特訓しました」と岩崎さん(右)。村本さん(左)は、「リハーサルでも華やかで迫力がありましたよ」

第26回国民文化祭・京都2011の開幕を彩る「都大路オープニングパレード」。その先頭を切るのが、17歳から56歳までの100人の女性が振り袖姿で舞い歩く「京(みやこ)踊り子隊」です。

「国文祭のオープニングパレードという舞台で、京都から新たな『文化発信』を考えた時、今を生きるあらゆる世代の女性たちが、晴れ着の振り袖を着て都大路を元気に踊る姿は、きっと感動を呼ぶ! 地場産業である和装振興にもなるはず。

と確信して提案しました」と、仕掛け人のフリーアナウンサー・岩崎裕美さん。町づくりや着物をはじめとした文化交流にかかわってきた経験から出たものだそう。

さらに沿道では、「たくさんの応援隊がパレードを盛り上げてくれるんです」と、同実行委員会事務局パレード担当の村本悟史さん。

岩崎さんは「京踊り子隊の願いは、秋晴れの空のもとで踊りきること」と気合が入っています。

同隊が先導するパレードは総出演者3000人。「盛り上がりますよ~」(岩崎さん)

※同パレードは、10月29日(土)午前10時50分〜午後1時、西洞院通から寺町通までの御池通で行われます

ランナーも市民も気持ちよく過ごせる日にしたい

「スタッフ全員でティッシュ配りなどもして、ノーマイカーデーをお願いしています」という小山田さん(右)。吉田さんは「京都市民だけでなく近隣の方たちのご協力も大切です」

「3月11日当日はノーマイカーデー(クルマ利用の自粛) ご賛同いただける方は、ぜひ、ご署名ください」─近ごろ、こんな回覧板が回ってきませんでしたか?

来年3月11日(日)に開催される「京都マラソン2012」。その実行委員会事務局では、本番を迎えるに当たって、いま大忙しです。

「東京、大阪、名古屋など大都市でのマラソン大会が続々と行われますが、京都はちょっと事情が違うんですよね」と話してくれたのは、京都市スポーツ振興課の担当係長・吉田省吾さん。「京都は、首都高や阪神高速のような地上から離れた道路もないし、地下道もそんなにない。マラソンの間は、コースの向こう側に行くことでさえ大変です」

なるほど、確かに。「だから当日は、いつもどおりに車を使用していると、大渋滞となります。マラソン開催中、救急車などの緊急車両の通行はどうするのかなどについても検討を重ねています」と、同課・担当課長の小山田昌弘さん。

「市民スポーツの振興や高い経済効果など、京都市にとって大きなメリットが期待される、京都マラソン2012。なんとか成功させたい。市民の安心・安全のためにも、一人でも多くの方に当日は車の使用を控えてもらえるよう、引き続きお願いしてまいります」

渋滞予測地区はホームページに
マラソンの走行コースだけでなく、広範囲で交通渋滞が予想されます。詳細は「京都マラソン2012」のホームページで


http://www.kyoto-marathon.com/traffic/

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