学生の街・京都。秋といえば「学祭」のシーズンです。各大学の個性あふれる企画には、家族で楽しめるものもいっぱいありますよ。
「more action more smile」をテーマに繰り広げられる今年の佛教大学鷹陵祭(おうりょうさい)。京都理容美容専修学校とのコラボ企画として開催されるのが「佛大collection」です。
同大の女子学生6人が、京都理容美容専修学校の学生の手により衣装を身にまとい、ヘアメイクして“大変身”。観客は、その中から一番変身をした人に投票するという企画です。
「女子大生にとっては魔法をかけられたようなもの。そんなドキドキした気持ちが伝わるのか、観客も盛り上がってくれます」(実行委員会のスタッフ)とのことでした。
京都工芸繊維大学と京都府立大学間は、直線距離で約1km。この2大学の学園祭の日程が1日だけ重なっていたため、「合同企画をしないかと持ち掛けたんです。そうしたら話がどんどん盛り上がり、両方のキャンパスを訪れるスタンプラリーを開催することになりました」(京都工芸繊維大学松ヶ崎祭実行委員会の山内貴仁さん)。
京都府立大学流木祭と松ヶ崎祭から、「流ヶ崎ラリー」と命名。各大学で配布している学園祭パンフレットに、それぞれの構内で1個ずつスタンプを集めます。各先着50人には賞品も用意されていますよ。
20年以上続く京都大学11月祭の「古本・古レコード市」は、常連客も多い名物イベント。同大の学生や研究室、近隣の人々などから寄付された本やCD、レコードが販売されます。
「貴重な本、昔懐かしいレコードなど掘り出し物が交ざっているかもしれません。みなさんは、思い思いに品定めを楽しんでおられるようです」と古本・古レコード市の“店長”。
本だけでも学術書や児童書、文庫本、マンガ、写真集、雑誌など、さまざまな種類が並びますよ。
1960年代、同志社大学の学生が仮装姿で今出川通りを練り歩いたのが「同志社EVEパレード」の原点。
現在は同大のさまざまな団体が、吹奏楽やフラダンスなど得意のパフォーマンスを繰り広げながら、烏丸上立売から今出川間を行進します。
一番の見せ場は、キャンパス内のステージでの全体パフォーマンス。「今年は『繋がり』をテーマにパレードを構成。それぞれのアピールが、団体のきずなを深めたり、見学者にもつながりを広めたりしてくれたらいいなと思っています」(実行委員会のスタッフ)