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お母さんたちが作った宇治の子連れガイドブック

宇治市在住の子育て中の主婦たちが中心となって、このほど「子どもと出かけよう 宇治のまち~お茶と源氏ロマンのまちを歩くBOOK~」を発行しました。完成までの道のりや、制作する上でこだわったことなどを、同じく子育て中である記者がメンバーに聞いてみました。

「取材中、消火栓に消防車の絵が描いてあるのを子どもと見つけました。自分だけでは気が付かなかったと思います。親子でおでかけして、宇治の魅力にたくさん触れてほしいですね」と参加したお母さんたち

ガイドブック制作に取り組んだのは、宇治市生涯学習センターが企画した「情報誌編集講座」に参加した10人。そのほとんどが0歳~中学生の子どもを持つお母さんたちです。講座内容は、取材の仕方や原稿の書き方など、実際にガイドブックを作りながら情報誌編集に必要な基礎知識を学んでいくというもの。
講座中は保育がありましたが、企画書作りや原稿を書くという作業は家で。子どもが日中家にいる家庭で、家事・育児を並行しながら自分だけの時間をつくるのは至難の業です。
「宿題が大変で、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら(笑)、子どもが寝た後などにやっていました」(藤田咲映さん)、「子どもが病気になって講座に参加できない日もあり、本当に完成できるのかなと不安も…」(小林知衆さん)。それでも「他のメンバーが熱心に取り組んでいるのを見て刺激を受け、何とか頑張れました」(横川範子さん)。

お母さん目線の情報が盛りだくさん!

こうして出来上がったガイドブックは、子連れで楽しめるモデルコースを4つ紹介するほか、宇治茶を楽しむためのスポット紹介など、お母さんたちがそれぞれ子どもと一緒に現地取材をした充実の内容。
特にこだわったのは、親が知りたいと思う情報をギュッと詰めこんだこと。例えば、三室戸寺コースには「この先トイレがないのですませて行こう」というアドバイスや「ここでオムツ替えできます」といったマークも。スポット紹介だけではない、お母さんならではの視点を生かした情報が、随所に盛り込まれています。

取材したお母さんたちも、「小さな子がいると外出がおっくうになったりしますが、子連れでもお茶室に入れるなど、楽しめるんだなと感じました」(小野雅子さん)、「あらためて宇治の魅力を知ることができました」(浦谷真由美さん)と、新たな発見がたくさんあったようです。

ガイドブックを見ていると、子育て初心者の記者にとっては、「こうしたら楽しめるよ」といった先輩お母さんからのアドバイスも詰まっているようで心強く、積極的に出かけてみようという気になります。ガイドブックは、宇治市生涯学習センターに置いてあるほか、宇治市のホームページからもダウンロードできます。

問い合わせは同センター TEL:0774(39)9500。

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