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1月21日(土)〜27日(金)は「アート町家作品展」へ!
4つの町家と、4作家の作品がマッチング

歴史を感じる4つの町家に、現代の作家が手がけたアート作品を展示する試みが今年、始まります。その名も「京都・京町家ステイ・アートプロジェクト Vol.1―アートと暮らす出会う京町家2012―」。下京区にある会場の1つを訪ねました。

昔は、生活の中に芸術があった

「作家の皆さんは、町家のパワーに負けないような作品を、と意気込んでいらっしゃいますよ」と話す三浦さん(美濃屋町町家にて)

表の通りからは見えない路地の奥。代々、医者の住まいだった3階建ての町家で、座敷からは鴨川が望めます。

「ここは“美濃屋町町家”と呼んでいて、築100年以上でしょうか。網代の天井や板戸、大振りのふすまなど、美しいしつらえがそのまま残っています」と話すのは三浦充博さん。プロジェクトのメンバー・三浦さんは、町家での滞在体験をプロデュースする会社「庵」のスタッフでもあります。

「昔は、自分の家に合う調度品を買い求め、飾っていました。ちょっとお花が生けてあったり、床の間にはお軸が飾ってあったりと、芸術と生活空間は密接な関係だったと言えます。今は、アートは美術館で鑑賞するものになってしまい、身近に触れ合えなくなっています。

町家という生活空間と芸術作品のマッチングを紹介するのが、このプロジェクトの目的。知人の家を訪ねるような気軽さで、思い思いに鑑賞してほしいですね。芸術鑑賞に一石を投じる試みになるかもしれません」

陶芸・美術家の近藤髙弘さん

日本画家・畠中光享さんの作品


映像作家・大西宏志さんの作品

染織家・福本潮子さんの作品

町家の空間で生きる作品たち

会場は、「庵」が運営する4つの町家。それぞれ歩いて5分もかからない距離に位置しています。

展示されるのは、プロジェクト実行委員会委員長で陶芸・美術家の近藤髙弘さんをはじめ、日本画家の畠中光享さん、染織家の福本潮子さん、映像作家の大西宏志さんの作品。昨夏、同社が運営する町家を見て歩き、「自分の作品を展示する会場はこの町家」と決めたのだそうです。

「現在置かれているものは全て取り払い、作家のみなさんがココ!と思った場所に作品を置きます。この展示に合わせて新しく制作しているものもあるようですよ」

実は、これらの町家は、普段、滞在体験をする人しか入館できません。商人の宿や豆問屋の母屋、庶民の長屋と、歴史や個性がさまざまな非公開の町家が、プロジェクトの期間のみ、初めて公開されるのです。

「100年前の空気を吸った壁が残る町家で、思い思いに現代のアートと出合う体験を味わってほしいと思っています」(三浦さん)

1月21日(土)~27日(金)午前11時~午後6時(受け付けは午後5時まで)。1月25日(水)は午後8時まで(受け付けは午後7時まで)。

インフォメーションセンター(左記)で、会期中にチケットを購入(一般1500円、学生1000円)。会場への行き方や入館状況の案内も同センターへ。問い合わせは、実行委員会事務局(インフォメーションセンター=下京区冨小路通高辻上ル)、TEL:075(352)0211。http://www.art-kyomachiya.com/

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