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食事も運動も大切な鍵 知ってるようで知らないスタミナの話

食事も運動も大切な鍵 知ってるようで知らないスタミナの話

いよいよ夏本番! 「夏バテしないように、しっかりスタミナ補給をしよう」などとよくいわれますね。でも、具体的に何をすればいいの? そもそもスタミナって何? 栄養・健康のスペシャリストに聞いてみました。



まずは知りたいこれってホントに“スタミナ食”?

エネルギー補給には、やっぱり肉?

パワーが足りないと感じたとき、肉料理が食べたくなる人は多いのでは? やはり、肉はエネルギー補給に有効な食材なのでしょうか。

「肉にはエネルギー源となるタンパク質が多く含まれるので、そうだと言えます。でも、これは肉だけの特徴とは言いにくい。魚や乳製品にも同じようにタンパク質が多く含まれていますから」

たとえば焼き肉と焼き魚だと、前者のほうが“スタミナメニュー”っぽい印象ですが、同じカロリー分を食べるとしたら、タンパク質の供給源という点では両者にさほど違いはないとか。

「焼き魚を何尾もモリモリ食べるというのはあまり聞かないけれど、焼き肉は、次々と焼いて食べますよね。タンパク質は熱産生といって、摂取すると体が熱くなるので、とればとるほど体がポカポカします。こうしたことから、焼き魚よりも焼き肉のほうが食べるとスタミナが付くような気分になるのでは?」

また、栄養が偏らない食べ方も大切です。

「体のエネルギーは、タンパク質・脂質・炭水化物からつくられますが、肉ばかり食べるとタンパク質に偏り、またビタミン類が不足するのも気になるところ。ご飯やパンなどの主食や、野菜を使った副菜を組み合わせて食べましょう」



ニラやニンニクの栄養分は?

“スタミナ料理”というと思い浮かぶのが「レバニラ」。また、ニンニクたっぷりの料理にもスタミナメニューのイメージがあります。においの強いこれらの野菜の栄養分とは…?

「ニラには硫化アリル、ニンニクにはアリシンという成分が含まれ、これらがにおいのもとになっています。ともにビタミンB1の吸収を助ける働きがあり、ビタミンB1は体力維持に重要な役割を果たします」

だから、ビタミンB1を多く含むレバーとニラを一緒に炒めた「レバニラ」は“スタミナ食”といわれるのですね。

「ですが、ニラもニンニクも1回の食事で食べられる量には限りがあります。通常の食事で食べる量で十分な効果があるかどうかはまだ検証されていません。どちらも油で炒めたときに香りが出るので、食欲増進にはつながります」



うなぎを食べると精がつく!?

「ウナギを食べると精がつく」といわれますが、そもそもウナギにはどんな栄養分が含まれているのでしょう?

「ウナギには、体の成長や視覚維持、粘膜の保護といった働きをするビタミンAが豊富に含まれています。『精がつく』というのは、粘膜保護の働きが精巣の正常状態の維持にも関係していると考えれば間違いではありませんが、1回の食事で効果が得られるかどうかは不明です」

おすすめの食べ方や、食べる量の注意点は?

「ビタミンAは脂質と一緒にとることで吸収がよくなりますが、ウナギは脂質を多く含んでいるので、脂質を含む食品を別にとる必要はなく、かば焼きなどでOK。活動量のあまり多くない成人なら、1回に半尾程度食べれば十分です」



しっかりとりたい食材は?

「ビタミンB群を含む食べ物は、体力維持に重要。特に、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸の3つにぜひ注目を。これらは、こまめにとることで心臓病や動脈硬化といった循環器疾患の予防の助けにもなります。含まれている食品が限られているので、意識してとりましょう」

ちなみに、それぞれを含む食べ物は次の通り。

●ビタミンB6…レバー、マグロ、カツオ、脂肪の少ない肉類、サバなどの青魚 ●ビタミンB12…レバー、サバなどの青魚、貝類、カツオ節 ●葉酸…レバー、ウナギ、緑黄色野菜

「ポイントは、内臓(レバー)を含む食品を取ることです。青魚は血合いの部分も残さず食べて。これらが苦手な場合は、貝類や小魚の佃煮がおすすめです」

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