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河原町通は新旧ミックス

「環境に優しく、訪れる人々が快適に過ごせる河原町通を目指して、2013年には『河原町商店街まちづくり協定』を制作しました」と話す宇治田脩盂さん

1軒1軒の魅力を商店街のパワーに

「河原町商店街振興組合は、三条通~四条通間の東西の路面店を中心に約170店が加盟しています。1軒1軒の魅力をパワーにして、集客力のある街にしていきたいです」と同組合理事長の宇治田脩盂(しゅう)さん。

「昔は店を経営しているのが地元の人が多かったのですが、今は店子(たなこ)やテナントが多く、コミュニケーションに時間がかかることがあります。でも、みなさん、組合の活動を協力して行ってくれています。私たちは日々前進します。これまでの歴史を思い、さらなる文化を生み出していきたいです」

家族連れでゆっくり買い物ができる通りに

(左から)赤尾眞理さん、委員長の奥野八重子さん、宇治田惠子さん、玉岡幸子さん

「昔は店と住居が一緒になっていて、子ども同士が学校の同級生だったりと付き合いが密接でした」「戦後、アーケードができるまでは通りでサンマを焼いていましたよ」と話すのは河原町商店街振興組合の女性部「華(はな)委員会」の皆さん。以前は河原町通が生活の場でもあったんですね。
委員長・奥野八重子さんは、「若い人や外国の観光のお客さんも増えたけど、家族連れでゆっくり買い物ができるような通りであってほしいですね」

読者にとっての河原町通は?

  • 夫と初デートをしたのが河原町通。向かい合わせでそばを食べたが、とても恥ずかしかった(MH・40歳)
  • 若者たちのコミュニケーションの場であってほしいです(TD・49歳)
  • 初めて河原町通に行ったのは小学生のころ。母と一緒に河原町三条を下がったところにあった「春陽堂」の冷麺を食べるのが目的でした(KF・53歳)
  • 中学時代、河原町へ遊びに行くとなったら一大イベント。朝からバスに乗って「京都スカラ座」に並んで、ドアが開くと同時にダッシュして、いい席をキープしたものです(RK・30歳)
  • 四条河原町を上がったところの地下に洋酒喫茶があり、初めてカクテルを飲んだのを懐かしく思います(KO・65歳)
  • 今年の夏以降に建て替えオープン予定の「BAL」に「丸善」ができるのが楽しみ。20年以上前、学生時代に通っていました(UT・43歳)

「BIO-Style 京都・四条河原町プロジェクト」が始動しています

※完成イメージ

河原町四条を下がったところの西側。大きな空き地があるのを見て、「何ができるの?」と気になっている人もいるのでは。ここは、京阪電気鉄道が平成29年度中の開業を目指して取り組みを進めている「BIO-Style 京都・四条河原町プロジェクト」の開発地。「健康的で美しくクオリティの高い生活」「環境保全」といった考えを生活に取り入れたオーガニック・ライフスタイルをプロデュースする新事業です。このコンセプトのもとに、ホテル、リラクセーションサービス、オーガニックショップなどの展開が計画されているそうですよ。

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